2015-05-16

HP Stream 11 Bluetoothテザリング

オジさんMacユーザーのWindows PC再入門。

手元に偶然 Aterm MR03LN というモバイルルーターがあった。Amazonのモバイルルーターカテゴリーでベストセラー1位の人気商品で、Bluetoothテザリングにも対応している。

こいつと HP Stream 11-d012TU を組み合わせて、ノートPCらしく外出先で使ってみよう(スタバでドヤ顔ノマドワーカーしよう)としたところ、奇怪な現象に悩まされる羽目に。

2015-05-14

HP Stream 11 ファイルが削除できない

オジさんMacユーザーのWindows PC再入門。

昔は、WidowsでPDF書類を読もうと思ったら、アドビのWebサイトから Adobe Reader (Acrobat Reader) をダウンロードして、別途インストールしなくてはならず面倒だった。HP Stream 11-d012TU に搭載されている Windows 8.1 Update では、標準アプリの Windows Reader がPDFに対応している。Windowsも便利になったものだ。

PDFドキュメントが手軽に読めることは分かったので、リーダーアプリ右上隅に表示されるバツ印(×)タイトル バーの「閉じる」をクリックしてWindows Readerを閉じ、Explorerを使って読み終わったPDF書類を削除しようしたのだが、

「Windows Reader によってファイルは開かれているため、操作を完了できません。」

と、怒られて削除できない。

HPのサポートに、どうしたらいいの? と、尋ねたところ、

「アプリがバックグラウンドに残っているのが原因と考えられるので、タスク マネージャーを開いてリーダーを終了してください。」

との答え。

確かにタスクマネージャーのリストには閉じたはずのリーダーが表示されている。 右クリックしてタスクの終了を選ぶと、いやまあ、ファイルは削除できるようになるんだが……

それは、本来、終了することを意図していないGUIシェル(Explorerとか、Macで言えばFinder)のようなプログラムを無理やり終了させる方法じゃないのかい?

Windows 8が、その使いやすいユーザーインターフェイスで大評判なのは知っているが、ファイルを閉じるために日常的にタスクマネージャーでアプリを終了させなきゃならんようなアホな操作体系がフツーです、なんて、いくらなんでも、ありえんでしょ。

正しい手順は、MicrosoftのWebサイトにある「Windows リーダー アプリ: FAQ」に書かれていた。

開いているPDF書類を閉じるには、サムネイルを表示しておいて、その右下にあるバツ印(×)をクリックする(今見てる書類を閉じるなら Ctrl + W キーを押すほうが早い)。

つまり、「リーダーを閉じる」と「ファイルを閉じる」は別の操作なのだ。

しかも、タイトルバーの「閉じる」は、アプリを 閉じる のであって終了するわけではない。 Windows初心者ならではの勘違いで、オジさんは、リーダー画面を閉じたらすべてのファイルを閉じてプロセスが終了するものだと思っていた。

画面表示されなくなっても(誰も見ていない)ファイルを開いたままプロセスは動作し続ける仕様?によって、いったい、なんのメリットがあるのか理解に苦しむが、ファイルをすぐに削除できなくなるというデメリットがあることだけは確かだ。

Microsoft Webサイトの別の記事「アプリを閉じるにはどうすればよいですか。」によると、

アプリに関連するすべてのプロセスを完全に停止するには、アプリを画面の一番下までドラッグし、アプリがくるりと回転するまで待ってから離してください。

とある。 くるりと回転するまで待つ ところがミソで、回転させないと単に閉じたことになってしまう。タッチパッドでやろうとすると結構難しい操作である。

Alt + F4 キーを押すほうが早い。

驚き最小の原則なんてのを聞いたのはのは、むかしの話。

オジさんのような初心者には難しすぎるよウインドウズ。慣れれば平気なのか?

2015-05-12

Bluetoothファイル転送

MacとWindows PCとの間でBluetoothによるファイル転送を行う方法をメモしておく(Bluetoothによるファイルの送受信機能はめったに使うことがないので、すぐに操作手順を忘れてしまう)。 HP Stream 11-d012TU + Windows 8.1 Update と Mac mini Server (Mid 2011) + OS X 10.10.3 Yosemite で動作を確認した。

まず、送受信を行う機器同士をペアリングしておく必要がある。Macでは「システム環境設定...」>「Bluetooth」、Windowsでは「PC 設定」>「PC とデバイス」>「Bluetooth」を開いてペアリング操作を行う。

Mac側でファイルを受信するには、次の手順を実行する。

  1. Apple () メニューから、「システム環境設定...」を選択する。
  2. 「共有」設定を開く。
  3. 「Bluetooth 共有」チェックボックスを入にする。

Windows側でファイルを受信するには、、次の手順を実行する。

  1. 通知領域の「Bluetooth デバイス」アイコンを右クリックする。
  2. 「ファイルの受信(R)」メニューを選択。
  3. Bluetooth ファイル転送のウインドウが表示さる。
  4. ウィザート形式で受信手順が示されるので画面の指示に従う。

Mac側からファイルを送信するには、

「Bluetooth ファイル交換.app」を使用する。メニューバーにBluetoothアイコンが表示されているなら、「ファイルをデバイスに送信...」メニューを選んで起動することもできる。

Windows側からファイルを送信するには、次の手順を実行する。

  1. 通知領域の「Bluetooth デバイス」アイコンを右クリックする。
  2. 「ファイルの送信(S)」メニューを選択。
  3. Bluetooth ファイル転送のウインドウが表示される。
  4. ウィザート形式で送信手順が示されるので画面の指示に従う。

送信したいファイルを右クリックして「送る(N)」>「Bluetooth デバイス」のほうが手っ取り早いかな。

受信側の準備を忘れたまま、ファイルを送信しようとすると、「デバイスとの接続を確立できませんでした。デバイスへの接続中にエラーが起きました。」とか「Bluetooth ファイル転送は完了しませんでした」とか怒られるので注意。

今時、ファイル共有にはもっと便利な方法がいくらでもあるので、Bluetoothファイル転送を使うのは、Bluetoothインターフェースが正常に動作しているか確認したいときくらいだろう。

HP Stream 11 OneDriveの設定

オジさんMacユーザーのWindows PC再入門。

HP Stream 11-d012TU を購入すると、OneDrive 200GBを2年間利用できる特典が付いてくる。内蔵ストレージの小ささを、これで補えということなんだろう。

そこで、ふと疑問が湧くのだが、OneDriveってローカルストレージのファイルシステムの一部(特定のフォルダー)をクラウド上のものと同期させるタイプのサービスじゃないの? それなら、結局ローカルにも全く同じものが置けるだけの容量(200GB以上)がないと不便じゃないの?

OneDriveについて調べてみると、ネットワークドライブや、ネットワークの場所として利用する方法もあるようだ。そっちのほうがローカルストレージを一切使わないので良いではないかと思ったのだが、試してみると、どうも多分にもっさり感があってしっくりこないので、標準的なファイルシステムを同期させる使い方でいくことにした。

HPのサポートに、HP Stream 11のたった32BGしかない内蔵ストレージとOneDrive 200GBを組み合わせて使うのに最適の設定は? と、尋ねたところ次のようにするといいよ、との答え。

  1. スタート画面から「OneDrive」アプリを開く。
  2. チャームを表示して「設定」>「オプション」を開く。
  3. 「すべての OneDrive ファイルにオフラインでアクセスする」をオフにする。
  4. 「ファイルをオンラインでのみ使う」をクリック。
  5. 「PC 設定を開いて他の OneDrive オプションを変更する」をクリック。
  6. 「ファイルの保存」を表示する。
  7. 「ドキュメントを規定で OneDrive に保存する」をオンにする。
  8. その他の設定項目も必要があれば変更する。

つまり、HP Strema 11に搭載されている Windows 8.1 Update に組み込まれたOneDriveでは、まずはクラウド上のファイルやディレクトリー構造の、メタデータ(目録)だけをローカルストレージと同期し、必要に応じてファイルの実体(中身)をダウンロードしてくるように設定できる。

ローカルストレージの容量に不足を感じたら、都度「ファイルをオンラインでのみ使う」をクリックして、一旦すべてのファイルの実体がローカルには存在しない状態にして空きを作り、そのまま普通にPCを使ってれば、必要なファイルの中身だけが自然とローカルに同期されていく、という使い方のようだ。

オジさん、普段はMacを使っているので、ついでに調べたところ「OneDrive アプリをダウンロード」によると、Mac用のOneDriveクライアントは Mac App Store から配布されている。

Mac App Storeのカスタマー評価が低いのが気になったが、とりあえずインストールしてみた。評価が低い理由が分かった気がした。わざわざOneDriveを使ってWindows PCとファイルを同期する必要も感じないので、いままで通りMacではDropboxを使うことにしよう。

そういえば、昔、OneDriveがSkyDriveと呼ばれていたころ、何社かのクラウドストレージ(ファイル同期)系のサービスを比較検討してみて、結局Dropboxに落ち着いたんだった。

2015-05-09

HP Stream 11 オーディオ 再生に異常

オジさんMacユーザーのWindows PC再入門。

それは、ヘッドホン端子を点検しているときに起きた。

PCに限らずMacでもそうだが、まず、買ってきたらすぐに、様々な外部入出力端子が正しく機能しているか点検するのが常である。 『ユーザーガイド』でどのようなインターフェースが装備されているのか確認しながらチェックしていく。

HP Stream 11-d012TU の右側面には、HDMI 出力端子、USB 3.0 ポート、USB 2.0 ポート、ヘッドホン・マイク端子(オーディオ入出力)、電源ランプがある。他のポートは問題なく動作しているのを確認できたが、オーディオ出力はなんだかおかしい。

最初、デスクトップのIEでYouTubeの動画を再生してみて気が付いたのだが、たまに音声がプツッ、ブツッと途切れるような、あるいは時々、ごく短いビビッ、ブブッみたいなノイズが入って引っかかるような感じがある。MicrosoftサイトにあるWindowsのチュートリアル動画でも同じことが起きる。

iPhone用のヘッドホン・マイクを拝借してテストしているのが良くないのかと考えて、HP Stream 11本体と同じくらいの値段のそこそこ品質の高いヘッドホンに変えてみたが再生不良は治らない。そういうアナログな理由ではなさそうだ。 ヘッドホンだけなく、内蔵スピーカーでも同じ症状である。

ひょっとして、ストリーミングなのがいけないのかと思ってSDカード上のMP3ファイルの楽曲を再生してみると、頻度はかなり下がるもののやはり同じ現象が発生する。

HPのサポートに電話してみると、HP Stream 11についてそのような苦情は聞いたことがないそうだ(世界初)。解決策として「デバイス マネージャーを開いて、オーディオドライバーを入れ替えてみろ」との指示。

いきなりデバイスドライバーの入れ替えを要求するところが、いかにもWindows PCのサポートらしい。しかし、いくらなんでも買ったばかりのPCのオーディオドライバーが壊れているとは考えにくい。

そのままの状態で、他のこともしながら、しばらく観察していると、ACアダプターを使っているときはノイズが入らないことを発見した。どうやら電源管理と関係がありそうだ。

それならば、と、「電源オプション」を「高パフォーマンス」に変更してみると、思った通り、これならバッテリーで動作している場合も正常に再生される。

ウチだけで起きる世にも珍しい怪現象なのだろうか? 低価格PCだから、そんな細かいことは気にしちゃダメなのか?

オジさんのような初心者には難しすぎるよウインドウズ。慣れれば平気なのか?

2015-05-08

HP Stream 11 不要ソフトのアンインストール

オジさんMacユーザーのWindows PC再入門。

Windows PCといえば、Macと違って、愚にも付かないサードパーティー製のゴミソフト(crapware)が山のようにプリインストールされている印象があったのだが HP Stream 11-d012TU はそうでもないようだ(ひょっとして内蔵ストレージが小さすぎて入れるスペースがなかっただけとか?)。無駄で邪魔なだけのプリインストールソフトを削除する手間が省けて良い。

購入時にデスクトップ上にあって目につくものは次の3つだけだ。

  1. Connected Photo
  2. TripAdvisor
  3. マカフィー リブセーフ - インターネットセキュリティ

コントロールパネルからインストールされているプログラムを確認してみる。ぱっと見、明らかにゴミなのは「マカフィー リブセーフ - インターネットセキュリティ」くらいである。 マカフィーうんたらは、ほっとくといらない通知を出してきて非常に鬱陶しい押し売り野郎である。な〜にが、「ご使用のパソコンが危険な状態です」だ。お為ごかしな警告が不愉快だ。Microsoft純正の Windows Defender が搭載されているのに、多くのPCメーカーってなんでこんなもん入れるの?

「TripAdviser」はプログラムではなく、単なるWebサイトへのリンクのようだ。これもゴミ。

Windows初心者なので知らなかったが、Windowsストアアプリはコントロールパネルからではなく、スタート画面からアンインストールする。「HP Connected Photo」なんかがそうだ。これ絶対使わんというやつは片っぱしから削除する。

ゴミではないが、製品説明書とかサポート関係ソフトはしばらくして大体使い方がわかったら消してもいいだろう。

  • HP Documentation
  • HP Support Assistant

HP Documentation に含まれるユーザーガイドは、HPのWebサイトでも公開されているのでそっちを見ればよい。 HP Support Assistant も、HPのサポートサイトにアクセスすればいいので不要である(サポートのお姉さんに聞いたところでは「HP バッテリチェック」機能だけはあると便利らしいけど)。

さて、ゴミも片付いてすっきりした数日後、ふと気が付いたのだが、アンインストールしたはずの「マカフィー リブセーフ - インターネットセキュリティ」の項目名が「タスク バーに表示するアイコンと通知の選択」に残っているではないか。

なんで消えないの? と、HPのサポートに聞いたら、マカフィーのサポートの電話番号を教えてくれた。

マカフィーのサポートへ電話1回目、MCPR.exeという削除ツールをダウンロードして実行してくれ http://service.mcafee.com/FAQDocument.aspx?lc=1041&id=TS101693 と言われ、やってみるものの効果なし。こんなプログラムがあらかじめ用意されてるのは、まともにアンインストールできないのが常態化してるってこと?

電話2回目、こんなこと問い合わせてくる人はあまりいないレアケース(Windowsを使ってる多くの人は気にしない)らしく、ああでもないこうでもないと何回か通話保留で待たされたあげく、通知領域アイコンの設定項目が残るのは「Windowsの仕様」とのこと。サポート対応自体は丁寧だったが問題は解決しなかった。

Microsoftのせいならマカフィーを責めてもしかたない。そもそも、最初からインストールされてなければ悩まなくてすむんだから、プリインストールするのをやめてくださいな > 日本ヒューレット・パッカード様

誰が悪いかはともかく、消したはずのプログラムの亡霊に取り憑かれているようで、すごく気持ち悪いので、なんとかして消す方法はないものかと調べてみたところレジストリをいじれば削除できるという情報がちらほら。

試してみると確かに消せるのは分かったんだが…… なんでアンインストールしたプログラムの通知方法を設定できるように残しておく必要があるのかマイクロソフトに聞いてみたいものだ。

2015-05-07

HP Stream 11 タッチパッド

オジさんMacユーザーのWindows PC再入門。

たぶん最近はそんなこともないんだろうが、昔はWindows PCお決まりの光景として、なぜかノートPCなのにいつもマウスが取り付けられている、という印象がある。よっぽど本体に組み込まれたポインティングデバイスが使いにくいのだろう。

その点、普段使うノートマシンが MacBook Pro なオジさんからみても、先日、教材として購入した HP Stream 11-d012TU のタッチパッドはそこそこ使い易い。Macに近い感触だ。

HP Stream 11にインストールされているWindows 8.1タッチパッドドライバーのデフォルト設定は、Macでいえば、ひと昔前のMac OS Xで「アップルメニュー」>「システム環境設定...」>「トラックパッド」を開いて、「タップでクリック」と「ドラッグ」のチェックボックスをオンにした状態と同じになっている。

つまり、タップするだけでボタンを押す代わりになるほか、「再タップしてホールドでドラッグ」という操作が可能。2本指でタップすると右クリックと同じ、スクロール、ピンチ操作なんかもできる。

ひと昔前ならこれで良かったのだが、今ではMacBook Proでタッチによる「3本指のドラッグ」に慣れてしまったので、これができないと不便だ。設定をカスタマイズして同じことができないものか。

こういうとき、オジさんのようなWindows初心者が困るのは、設定の変更方法がまちまちな点だ。タッチパッドの設定ひとつとっても、デバイスによっては、ドライバーをMicrosoftが提供してるわけじゃなくデバイスメーカーが用意するので、同じメーカーのPCでも調達した部品のメーカーが異なれば設定方法が違ってたりするわけだ。

「コントロール パネル」を開いて、表示方法を「大きいアイコン」にし、すべての項目を一覧できるようにして、タッチパッドの調整ができそうなものを探す。「Synaptics ClickPad V2.0」を発見。

しかしながら、残念なことに、「3本指で押す」と「3本指で弾く」設定はあるが、最近のOS Xで設定可能なタッチによる「3本指のドラッグ」はできない。

おまけにタッチパッドの面積が小さいせいか、やっぱりMacBook Proに比べると(HP Stream 11とは価格が違いすぎるので比べるのは無茶で、値段の割にはがんばっていると言えよう)、ちょっと使いにくくて、肩が凝りそうなので、結局マウスを付けてしまいましたとさ(あまり、持ち歩く予定もないし)。

Logicool M100r という安いやつ。

2015-05-05

HP Stream 11 スタートアップ メニュー

オジさんMacユーザーのWindows PC再入門。

昨日、教材として使う HP Stream 11-d012TU の回復ドライブを作成したが、この回復ドライブを使って起動するにはどうすればいいのだろう。

Macであれば電源投入後、起動音を聞いたらoptionキーを押したままにすることで Startup Manager が表示され、起動ディスクを一時的に変更することができる。

Windows PCの場合は、メーカーによって操作方法が異なるものと思われる。 HP Stream 11の場合は、電源投入後、ESCキーを押すことで次のような「Startup Menu」が表示される。

Startup Menu

F1    System Information
F2    System Diagnostics
F9    Boot Device Options
F10   BIOS Setup
F11   System Recovery

ENTER - Continu Startup

For more information, please visit: www.hp.com/go/techcenter/startup

Startup Menuを経由せず(ESCキーを押さずに)、起動直後にファンクションキーを押下してダイレクトにそれぞれの機能を呼び出すこともできる。

ここで F9 Boot Device Options を選べば、ブートデバイスを一時的にUSBフラッシュドライブ(USBメモリー)に作成した回復ドライブに切り替えられる。

HP Stream 11の「ユーザー ガイド」には、Startup Menuの表示手順について、「コンピューターの電源を入れるか再起動しした後すぐに、esc キーを押します。」と、まあ、さらっと簡単そうに書かれている。

だが、出荷直後は、POST Hotkey Delay (sec) がゼロ(0)に設定されているので、ESCキーを連打しないとタイミングを逃してWindows起動シーケンスが始まってしまう。 オジさんのようにPC初心者で、ESCキー押下のタイミングがつかめない人は、BIOS SetupでPOST Hotkey Delay (sec)を5秒以上に設定しておくといいだろう。

ついでに書いておくと F2 System Diagnostics は、Macでいうところの Apple Diagnostics (かつてのAHT)に相当する。ハードウェアの自己診断機能である。

それにしても、UEFI時代になってもまだ BIOS Setup とか言うのね。 Compatibility Support Module (CSM) を搭載しているみたいだから、そう言っても間違いじゃないという理屈なのかな。「HP回復環境」の詳細オプションでは今風に「UEFI ファームウェアの設定」と表記されてるんだが……

でも、「UEFI ファームウェアの設定」を選んで表示されるのは結局 Startup Menu なので、堂々巡りなのだった。

2015-05-04

HP Stream 11 回復ドライブの作成

オジさんMacユーザーのWindows PC再入門。

Windowsを使い始める前に、教材となる HP Stream 11-d012TU をいつでも購入直後の状態に戻せるように、まずは「回復ドライブ」を作成する。 Windowsの「回復ドライブ」とは、Macで言えば「OS X 復元ディスクアシスタント」で作成できるOS X復元ディスクのようなものである。

昔はパソコンを買うとOSを再インストールするためのCD-ROMやDVDが同梱されていたものだが、きょうびPCにもMacにもそんなものは付いていない。 必要に応じて自分で作成する(多くの消費者には不要なのだろう)。

HP Stream 11の場合、回復ドライブの作成には8GB以上の容量のドライブが必要である(実際に使われる容量は6GBくらい)。SDメモリーカードが使えれば便利なのだが、あいにくメディアカードスロットから起動することはできない(HPのサポートに問い合わせて確認したが、そういう仕様じゃそうな)。

作成手順は次の通り。

  1. [HP Utility Center]を起動する(タスクバーに表示される[HP]のアイコンをクリック)
  2. [HP Recovery Manager]をクリックする
  3. [リカバリメディアの作成]をクリックする
  4. あとは画面の指示に従うだけ

回復ドライブが作成できたら、実際に回復ドライブを使って、本当に回復できるか確認する。 念のため内蔵ストレージ全体をダンプしてバックアップした後、ゼロ書込みにより完全消去した(フラッシュドライブに全域書き込みなど御法度だろうが、何もない状態を確実にしたかったので仕方ない)。 この状態で電源を入れると、

Boot Device Not Found

Please install an operating system on your hard disk.
Hard Disk (3F0)

F2   System Diagnostics


For more information, plese visit: www.hp.com/go/techcenter/startup

と表示される(内蔵ストレージが消去されているので当たり前)。

ここで、USB3.0端子に回復ドライブを装着して、再度電源を投入すると(ctrl + alt + delete キーで再起動でもよい)、ちゃんと回復ドライブから起動する。 起動後、10分程度の作業でPCを初期状態に戻すことができた。

ちなみに、出荷時のパーティションの構成は次のようになっている。

# gdisk -l /dev/mmcblk0
GPT fdisk (gdisk) version 0.8.10

Partition table scan:
  MBR: protective
  BSD: not present
  APM: not present
  GPT: present

Found valid GPT with protective MBR; using GPT.
Disk /dev/mmcblk0: 61071360 sectors, 29.1 GiB
Logical sector size: 512 bytes
Disk identifier (GUID): F7D68F4E-4CD9-4CD8-84D8-FFFFFFFFFFFFFF
Partition table holds up to 128 entries
First usable sector is 34, last usable sector is 61071326
Partitions will be aligned on 2048-sector boundaries
Total free space is 4029 sectors (2.0 MiB)

Number  Start (sector)    End (sector)  Size       Code  Name
   1            2048          534527   260.0 MiB   EF00  EFI system partition
   2          534528          796671   128.0 MiB   0C01  Microsoft reserved ...
   3          796672        45740031   21.4 GiB    0700  Basic data partition
   4        45740032        61069311   7.3 GiB     2700  Basic data partition

3番目のパーティション(21.4GB)がブート ドライブで、4番目の7.3GBを占めている領域が「HP 復元用パーティション」である。 ストレージはGPTで初期化されており、UEFIによるセキュアブートがデフォルト。

オジさん、UEFI搭載のPC買ったのはこれが初めてだ。 Intel Macは最初から(ちょっとヘンテコな)EFI搭載だったのでEFI自体は特段珍しくもないが、PCでは初めて見たというところで、PC業界のトレンドから取り残されているのがわかる。

2015-05-03

HP Stream 11-d000

オジさんMacユーザーのWindows PC再入門。

2006年にIntel MacとBoot Campが登場してMacでもWindowsが走るようになり、さらに2012年にはWindows向けの仕事は引き受けないことにしたので、PCが必要なくなったこともあり、長らくMacばかり購入していたのだが、諸般の事情により、久しぶりにWindows PCを購入した。 HP Stream 11-d012TU だ。

写真左側の青いノートPCがそれである。右側に写ってるのは、5〜6年前?に購入した ASUS Eee PC 1005PE 昨日までウチに残された唯一最後のWindows PCであった。

HP Stream 11を選んだのは、日本ヒューレット・パッカードの通販サイト HP Directplus で売られているノートPCの中で、一番安かったから(なんとEee PC 1005PE購入当時の価格より安い)。 この安さなので、あまり期待していなかったのだが、手に取ってみると、オモチャっぽい外観のわりには案外しっかりした作りで、レスポンスもまずまずである。

普段使っているMacBook Proに比べる(価格差が大きいので比べては可哀想だが)とタッチパッドが使いにくいのと、内蔵ストレージの容量が非常に少ないのが心許ないが、マウスと超小型USBフラッシュドライブでも追加してやれば、そこそこ使えそうだ。

このHP Stream 11と Microsoft Office 365 Solo を組み合わせて、今日からWindows再入門する羽目になってしまった。

もう10年近くWindowsなんてまともに使っていない。 オジさんのWindows人生は、Windows 7とともに終了のはずだったのに……

それに、Windows 10登場の話題と期待感がみなぎっている今日この頃、いまさら、一から Windows 8.1 Update の使い方を覚えるというのも無駄骨な気がする。が、長い物にはなんとやらで、まあ仕方ない。