2019-12-26

Fire HD 8でKindle本ダウンロードエラー

年末年始にゴロ寝しながら読もうと思って、電子書籍を何冊か購入した。毎年の恒例行事だ。 新しい本を購入すると同時に、既に手元にある分厚い紙の本も改訂版を見つけては徐々に電子本に買い替えている。

そんなKindle本の中に、ビャーネ・ストラウストラップ(著)、柴田望洋(訳)『プログラミング言語C++ 第4版』がある。久しぶりのC++本購入。

ビャーネ・ストラウストラップ (Bjarne Stroustrup) の著書を最初に買ったのは、たしか『注解C++リファレンスマニュアル』(ARM The Annotated C++ Reference Manual の邦訳)だった。(もちろん紙の本、Amazonが創業されるより前に出版された本だ)これはもう捨ててしまったので、手元にはない、なつかしい話。

さて、このKindle本『プログラミング言語C++ 第4版』を Fire HD 8 タブレットで読もうとしたのだが……

2019-12-15

KXABarcodeReader Library 19.12.13

業務連絡です。

このたび、私方で開発/販売しておりますバーコード読み取りライブラリ KXABarcodeReader Library を改訂しました。新しいバージョンはiOS版、Android版とも 19.12.13 となっています。

最新バージョンとサンプルコードは、ゾーンゼロWebサイトの製品ページからダウンロードしてください。

このバージョンでは標準の入力画像補正処理をバイパスできるようにすると同時に、Android版に低レベルAPIへのアクセス用(C言語の低レベルAPIをラップした)メソッドを追加しました。

19.12.13よりも古いバージョンの販売/サポートは終了しましたので、今後は新しいバージョンをお買い求めください。

旧バージョンからのアップグレードをご希望のお客様はメールにてお問い合わせください(購入時期によってアップグレード費用は異なります)。 19.8.15 からのバージョンアップは無料です。

さらに新しいバージョンがあります。 https://blog.ukixa.com/2022/02/kxabarcodereader-library-2224.html

2019-11-08

e-Tax ID・パスワード方式

今年(2019年)の所得税確定申告の際には気付いていなかったのだが、2019年1月からマイナンバーカードなしでも「ID・パスワード方式」による e-Tax 電子申告が利用可能になっていたらしい。来年の確定申告に備えて、e-Tax ID・パスワード方式の利用申請のため税務署に向かった。

受付を済ませて、しばらく待っていると、やる気のなさそうな税務署職員が登場。

運転免許証を提示し、本人確認して終了。

と思いきや、別のブースに移動して備え付けのノートPC(Windows 8機)を使って、住所、氏名、生年月日、職業、そして「パスワード」を入力しろと指示された。

パスワードを入力?

まずは届け出て、許可されれば、利用者識別番号と初期パスワードを国税庁側が生成し、それが後ほど郵送されてくるものと思っていたが、どうやらそうではないようだ。

2019-11-03

Macのパスワードを入力

新しく購入した iPod touch 第7世代にApple IDを設定(iPod touchにサインイン)しようとしたときのこと。これまで見たことのない謎画面が出現。

Macのパスワードを入力

Mac “imac1”のロック解除に使用するパスワードを入力してください。

Apple ID、保存済みのパスワード、iCloudに保存されたその他のデータはこのパスワードによって保護されています。パスワードは暗号化されるためAppleが読み取ることはできません。

は? なぜMacのパスワード? なんのこっちゃ。Apple IDのパスワードならさっき入力して認証されてるけど? おまけに今はiOSデバイスの設定をしているのだが……

2019-10-21

HP Chromebook x360 14

HP Chromebook x360 14 を買ってみた。Chromebookとしては比較的高価な製品。

この機種を選んだのはAndroid StudioのWebページで推奨Chrome OSデバイスとしてリストアップされている機種の中でもっとも入手しやすそうだったから。 Android Studio 3.5から、Chrome OSが公式にサポートされたので試してみたくなったのだ。

前々からChromebookに興味はあったのだが、できることが限られる割にはWindowsノートPCとさして値段が変わらないので「それだったらWindows機を買うよなあ」ということで、これまでChromebook購入に踏み切れないでいた。

最近ではChromebook上で、AndroidアプリやUNIX (Linux) ツールも動作するようになっているのでソフトウェア開発マシンとしても使えそう。なら、買ってみようかと、今回の購入に至る。 知り合いのIT社長がChromebookを使っているのを見て、それに釣られたのも一因だ(そこそこ仕事にもつかえそうな印象だった)。

それでは、ファーストインプレッションってやつを。

2019-10-14

iPod USB ネットワークインターフェイス

先月、iPod touch 第7世代を購入したのだが、手に入れて早々、毎度おなじみ怪現象に見舞われた。

iPod touch + iOS 12.4.1を、MacBook Pro (Retina, 13-inch, Late 2013) + macOS Mojave 10.14.6に、Apple Lightning - USBケーブルで接続すると、

新しいネットワークインターフェイスが検出されました。

“iPod USB”ネットワークインターフェイスが設定されていません。このインターフェイスを設定するには、“ネットワーク”環境設定を使用します。

というダイアログボックスが表示される。

注目すべきは検出されたインターフェイスの名前が“iPod USB”である点だ。

2019-10-13

それは仕様です

それは仕様です。

といえば、1990年代、PC市場を支配し、栄華を極め、その専横ぶりから「悪の帝国」とまで呼ばれ、米国司法省と独禁法違反を巡って争い続けていたマイクロソフトが、有償サポートサービスに助けを求めてきた顧客に対して言い放った台詞として、今日に言い伝えられている。最近は、マイクロソフトもすっかり好々爺になってしまったので、そんなエピソードを知っているのは年寄りだけかもしれない。

近年、カスタマー・エクスペリエンスの向上を目指すICT企業各社は、サポートにも力を入れており、いまどき、顧客の質問にこのようなつっけんどんな答え方をする技術サポート要員はいない。

いない。いない。いない…… ハズ、だ。と、思っていたのだが、先日発売された新製品を購入した某社に、その奇妙な挙動について問い合わせたところ、久々に、

それは仕様です。

を、ブチかまされた。 「それは仕様です」の別バージョンとして、

予期した動作です。

てのも発明されている。

サポートに「仕様です」とか「予期した動作です」のように回答されると、脳内で「どうせ素人に技術的な説明なんかしてもわからないだろ。グダグダ言わずに、だまって、そのまま使ってりゃいいんだよ。いちいち電話してくんな。」に変換されるため、思わずブチ切れて、「ちーがーうーだーろー!」「このハゲ〜!」(2017ユーキャン新語・流行語大賞ノミネート)と怒鳴り返してしまう。歳をとって気が短くなったせいもあるかもしれない。

21世紀に突入してから、はや十数年が経過した今日、多くの企業が顧客満足度を上げるために努力を重ねてきた結果、20世紀に比べカスタマーサポートの品質は、かなり向上している。いまだに「仕様です」とか「予期した動作です」の一言で済ますサポート要員がいることに驚きを禁じ得ない。

そのような人員が、エンジニアを名乗っているなら、なおさらだ。「それは仕様です」「予期した動作です」のような間抜けなひとこと回答のどこにエンジニアリングの要素があるというのか。そんなんで済むなら、誰でも、今日から、いますぐ、研修不要で『なれる!SE』(サポートエンジニア)だ。どんな質問にも即座に的確にお答えします「それは仕様です」以上おわり。ワシでもできる、暇なので是非雇ってくれ。

もっとも、仕様ですという答えが一概に悪いとはいえない。

2019-10-12

macOSアップグレードエラー

数日前 macOS Catalina 10.15 の配布が始まっていたので、

macOS Mojave 10.14.6 のシステム環境設定から、今すぐアップグレードをクリックしてインストーラのダウンロードを試みたところ、

エラーが発生してしまった。

“macOS Catalina”を検証できませんでした。

選択したアップデートのインストール中にエラーが起きました。

そういえば、この現象はCatalinaだけでなく、Mojave上でMojaveのインストーラを入手しようとした際にも起きていた。これとは別に、

2019-10-09

呪われた Mac Mini (2018)

先般、厚生労働省が「非正規(非正規労働者、非正規雇用)」という表現を使わないよう求める通知を省内に出していたというニュースが流れていた。「非正規という言葉をこの国から一掃する」という首相のスローガンを実践したと話題になっている。

さすが言霊ことだまの国、問題の焦点となる「ことば」を別の言葉に言い換えるか禁句にしてしまえば、問題そのものも雲散霧消するということだな。すばらしい施作である。さしてコストもかからないし、歴史と伝統が何より大切な美しい国らしいやりかただ。

考えてみれば「非正規」以前に、その元になっている「正規雇用」自体が珍奇な言葉だ。言葉遣いを改めるなら、そこからやめればいいのに。

正規雇用というのは、無期雇用のこと(期間を定めないで雇用するもの)を指すらしい。 それなら「無期雇用/有期雇用」と言えばよいものを、わざわざ「正規雇用/非正規雇用」とか言いだしたヤツは誰なんだ? いったい誰が何のために雇用(就労)のありかたを「正しい(正規)」とか「正しくない(非正規)」とか定義したのだ?

そんな疑問を持つこともなく、大半の国民がこぞって「正規雇用」とやらをありがたがるような薄気味悪さをなんとかしたほうがいいんじゃないかと思うが、そんなことは今後 千代に八千代に 無理だろうから、美しい国の國民たるもの、優れた血統のサラブレッド指導者のもと一億総活躍社会を目指して突き進まねばならぬ。進メ一億火ノ玉ダ。

それはさておき、我が国が理想とする 会社主義 社会からは、とうの昔に落伍したこの私、久しぶりに新しいMacを購入した。

2019-10-06

ddコマンドで Operation not permitted

macOS Mojave 10.14.6 のターミナルからddコマンドを使って外付けのハードディスクを消去しようとしたところ、

# diskutil unmountDisk disk9
# dd if=/dev/zero of=/dev/rdisk9 bs=1m
dd: /dev/disk9: Operation not permitted

real    0m0.003s
user    0m0.001s
sys 0m0.001s

なぜかddコマンドで書き込みできない。 Operation not permitted と怒られてしまう。

はて? アンマウントしたストレージに対してrootで書き込んでいるのに「許可されていません」って、なんじゃそれ。なぜ、書き込めない? こちとら、スーパーユーザーだぞ、最上級の特権管理者なのに……

2019-10-05

マイサポートに表示されるデバイス名が実際のデバイスと一致しない

10月から消費税の税率が10%に引き上げられて5日が経過、いまだに10%税率が適用される商品を購入していない。 9月30日には増税前の買い溜めによって、ドラッグストアなどでトイレットペーパーの売り切れが相次いだというニュースが流れていた。 さすがは歴史と伝統が何より大切な美しい国の國民、消費者としての行動が理にかなっている。 その日、いつもの通り日課の買い物に出かけた私は、レジの長蛇の列に恐れをなしてすごすごと逃げ帰った。並ぶのは嫌いだ。増税前日だと気付いたのは、その後ニュースを見てのこと。 世紀の愚策 軽減税率だの、貧乏人のためにプレミアム付き商品券を配りましょうだの、ついでにキャッシュレスでポイント還元だの、為政者も万全の体制だと大威張りだし、我が国は当面安泰だ。 この調子で消費税率1000%まで戦い抜こう。超福祉国家の実現はすぐそこだ。 ウチテシヤマム。

ところで、アップル製品でiCloudを使う(Apple IDでサインインする)と、アップルWebサイト上の「マイサポート>マイデバイス」ページに自分の所有しているiOSデバイスやMacの一覧が表示され、サポートや修理サービスを受けるときとても便利である。

先般、新しいアップル製品を買ったので久しぶりに、この「マイデバイス」ページを開いたところ、奇妙なことに気が付いた。私の場合、十数台のMac、iPhone、iPad、iPod touchが表示されるのだが……

2019-09-27

MACアドレスを調べる方法

2019年9月4日、東京都教育委員会は、すべての都立中学校と高校に対し、生徒の生まれつきの髪を黒く染めさせる指導を禁止する通知を出したらしい(なにやら人権関係のNPOに怒られてしかたなく)。

なにが悪いのだろう「歴史と伝統が何より大切な美しい国では人権よりも社会の安定が重要、個々の違いを否定して同質化することにより管理のしやすさを追求しておるのであります」という、正しい国のあり方を伝えようとする素晴らしい先生たちだと思うがな。教育への公的支出割合が経済協力開発機構 (OECD) 加盟36カ国中最下位な国にふさわしい、まさに教育者の鑑、強要おしつけは教育の基本、仰げば尊し我が師の恩。

でもやっぱり強制的に生来の頭髪を一律に黒染めするような指導はよくない(何が悪いか分からないけど、とりあえず人権派に調子を合わせて取り繕っておこう)と教育委員会も言ってるし、地毛証明書という書類を提出させる方式もあるようだから、全面的にそっちに切り替えれば人権団体にも文句いわれなくてすむだろう(地毛証明書とかいうナンセンスくるくるぱーな書類は文部科学省のお墨付き、お国も認めているのでこれなら安心安全)。

2019-08-25

KXABarcodeReader Library 19.8.15

業務連絡です。

このたび、私方で開発/販売しておりますバーコード読み取りライブラリ KXABarcodeReader Library に新製品としてAndroid版を追加しました。新しいバージョンはiOS版、Android版とも 19.8.15 となっています。

最新バージョンとサンプルコードは、ゾーンゼロWebサイトの製品ページからダウンロードしてください。

iOS版について KXABarcodeReader Library 17.6.4 まで旧版との互換性維持のためサポートされていた古いクラス (API) は、このバージョンでは使えません。新しいクラスに移行してください。

19.8.15よりも古いバージョンの販売/サポートは終了しましたので、今後は新しいバージョンをお買い求めください。

Android版の登場に合わせて、ライセンスファイルの仕様を変更しました。旧バージョンとの互換性はありません。過去のプロジェクトで使っていた古いライブラリファイルを新しいものと入れ替える際には、ライセンスファイルも新しいものに置き換えてください。

旧バージョンからのアップグレードをご希望のお客様はメールにてお問い合わせください(購入時期によってアップグレード費用は異なります)。

さらに新しいバージョンがあります。 https://blog.ukixa.com/2019/12/kxabarcodereader-library-191213.html

2019-06-26

AdoptOpenJDK8をインストール

ひさびさにAndroid関連の仕事が舞い込んできた。 ここ数年Androidからは遠ざかっていたので開発環境を整えるところから始めなくてはならない。

とっかかりの、のっけから、Javaのバージョン問題にハマってしまった(Java 8が必要)。 落とし穴を避ける方法をメモしておく。 macOS High Sierra 10.13.6 にて検証した。

素のmacOSで、ターミナルからjavaコマンドを実行すると、

$ java -version
No Java runtime present, requesting install.

“java”コマンドラインツールを使用するには、JDKをインストールする必要があります。

と、いうダイアログボックスが表示される。

「詳しい情報…」をクリックするとOracleサイトのJava SE Downloadsページが開くのでここからJava 8をダウンロードしてインストールする。

2019-06-21

再設定用のメールアドレスを確認してください

公的年金だけでは老後の生活費が2,000万円不足するという、金融庁が出した金融審議会報告書が話題を呼んでいる。 年金返せデモも行われる大騒ぎ。

心配しなくても年金制度は破綻しないことになっている。支給金額を限りなくゼロに近づけ、支給開始年齢を引き上げ続ければいいだけだ(いざとなったら受給開始年齢100歳とかに設定すればよい)。そうすれば制度自体は破綻しないのでお役人的にはウソついてないし問題ない。政治家的には百年安心どころか千代に八千代に安心だ。

歴史と伝統が何より大切な美しい国にとって重要なのはシステムを維持することであって、実際にそのシステムが国民の役に立つかどうかなんてのはさしたる問題ではない。 2,000万円不足しようが、3,000万円不足しようが自己責任である。各員一層奮励努力セヨ。 ところで消えた年金はどこいったんでしょうね。

それはさておき、知人のG氏から、Chromeブラウザでセキュリティ診断に進むと警告「1件の問題が見つかりました」と表示されるんだけど、どうすればいいですか?(書いてあることの意味がよく分からない)と、質問された。

2019-05-29

蘇った MPrint Driver

行政手続きを原則デジタル化する「デジタル手続法」が2019年5月24日、参院本会議で可決、成立したらしい。なにをいまさら、な、周回遅れ感が漂っている。手書きの届け出書類に判子を押すことを強制しているような役所がデジタルファーストとか片腹痛い。どうせなら歴史と伝統が何より大切な美しい国ならではの 押印強要文化 を千代に八千代に継承していただきたいものである。やっぱり、日本人なら紙と印章だよね。

そんなわけで、若者の紙ばなれが取り沙汰される今日この頃だが、かつては、私も紙に印刷するためのプログラムで糊口を凌いでいた。プリンタードライバーや印刷関連のプログラムをいろいろと製作したものだ。かれこれ十数年も前の話。いまや紙に印刷するような仕事は皆無である。

そんな大昔のシェアウェア、拙作プリンタードライバーの1つ MPrint Driver を購入してくれていたお客さんのT氏から突然電話があり「新しいmacOSで動かせませんか?」と、尋ねられた(MPrint Driverは、Brotherのモバイルプリンター MPrint MW-100e、MW-120、MW-140BT、MW-145BT、MW-260に対応したMac用ドライバーである)。

2019-05-20

require_actionがエラーになる

今年4月に、いわゆる働き方改革関連法が施行された。その目玉は「残業時間の上限規制」(労使協定があったとしても超えられない上限を定めたこと)だそうな。 この法律に当て込んでか「わたし、定時で帰ります。」なんてドラマも始まっている。

サラリーマンの長時間労働を是正しましょうみたいな、耳タコな問題への小手先の方策に対して、大仰に 改革 とか銘打つあたり、ヘソが茶を沸かす。わざわざ新規に立法するようなことか。

お上に決めていただかないと、残業をやめることも、有給休暇の取得もできないような労働者の容態(国民性?)にこそ根本的な問題があるんじゃないの?

歴史と伝統が何より大切な美しい国では、空気を読んで皆(みんな)と同じように行動することが何より重要なので、定時に帰ると嫌われるから仕方ないか。

日本の会社は営利事業団体ではなく、社会保障団体だという指摘は50年前からあるが、まずはそのあたり、徴税や社会福祉を企業に押し付けるようなシステムから改革したらどうなんだろう、滅私奉公するような人間も減ると思うが……

2019-05-15

このボリュームのフォーマットには大きすぎるため、コピーできません

経団連の会長とトヨタの社長が、相次いで「終身雇用を維持するのは難しい」という発言をしたことが話題になっている(そういえば、就活ルール=新卒一括採用の廃止が波紋を広げているとかいう話もあったな)。

いまごろ気がついたのだろうか? さすがは年老いた現状維持派が運営している歴史と伝統が何より大切な美しい国、まるで長い夏休み終了の前日になってあわてて宿題にとりかかる小学生のようだ。

新卒一括採用、年功序列、終身雇用のような「才能を埋没させ、無能を温存する」システムは、厳しい自由競争の中で生き残ってきた海外企業に対抗していく過程でいずれ立ち行かなくなる。(今すぐには無理でも)採用、雇用のあり方を改めていくべきではないか。

かつて世界的に有名な経営者が著書(50年前のベストセラー)の中でそんなふうに提言していたのを思い出す。50年といえば半世紀、人生スケールでいえば遠い昔だ。予想もつかなかった突発的な事案でもないんだから、50年前から真剣に取り組んでりゃ解決できてたんじゃないのか。

2019-05-09

一枚足りない

政府が統合イノベーション戦略の一環としてAI人材を年間25万人育成する計画を発表したそうだ。ITにあまり詳しくないので、ここでいうAIがなんなのかよく分からないが、歴史と伝統を何より大切にする美しい国の偉い人達が考えた戦略なので、きっと ICOT と同じように大きな成果をあげることだろう。

ところで、今(いま)流行っていることを、いまさら、いまから、10年先に向かって学生全員にやらせましょうみたいなレベルの思いつきを 戦略 とか 改革 っていうのかね?

それはさておき、知人H氏から、撮りためている写真がほったらかしになっているので、これを整理したいと相談された。過去数十年分の写真がフィルムも含めて大量にあるらしい。

とりあえず、手始めに複数のSDカード(SDメモリカード)内のデータを、アルバムソフト(写真管理ソフト)で一気に読み込めるように一枚の大容量SDカードにまとめることにした。

たくさんある個別のSDカードは、デジカメから直接書き込まれたデータだけでなく、なんらかのアルバムソフトからエクスポートしたと思われるデータや、手作業で名称を変更したらしいファイルがあり、それらのSDカードはディレクトリ構成やファイル名がカメラファイルシステム規格 (DCF) に従っていないことがある。それに破損しているファイルもあるようだ。

ファイルを選別、コピーしてDCF規格に適合するようにリネーム、再構成した結果、全ファイル数は 5,551 となった。

いざ、すべてのデータをまとめたSDカードを、Macの写真 ('/Applications/Photos.app') で読み込もうとすると奇妙なことが……

2019-03-16

初期セットアップ画面で電源をオフにする方法

Windows PCでもMacでも、購入して最初に電源を入れると、セットアップ画面が表示される(OSを再インストールした直後にも)。 パソコンを使い始めて、いの一番、最初の日に習う画面だ。

この初回のセットアップ画面からパソコンの電源をオフにしたいとき、macOSだとアップルメニューから「システム終了」を選択すればよい。簡単だ。

ところが、Windowsだと「ようこそ」とコルタナさんがくっちゃべり始める画面には、パッと見、電源を切る操作が可能なボタンやメニューがないのでセットアップを中断してシステム終了できない。 この段階では Alt + F4 キーや Ctrl + Alt + Del キーのような操作も効かない。 途中でやめるにはどうすればいいのじゃ。

少しパソコンに詳しい人なら、電源ボタンを長押しすればパワーオフできるよ、というだろう。しかし、PCがフリーズしているわけでもないのに、そんな危なっかしいことはしたくない。

Microsoftのサポート情報を調べてみたところ、Shift + F10 キーの押下でコマンドプロンプトが表示されるので、次のようなコマンドラインを入力してシャットダウンすることができると分かった(そういえば何年か前に、このコマンドプロンプトについて脆弱性だなんだと騒いでたのにすっかり忘れてた)。

> shutdown /s /t 0

これなら安全にSetupを中止できる。 Windowsが好きなお客さんからOSの再インストールを頼まれても安心だ。

2019-02-09

恐怖のKindle無料アプリMac版

自分の書いているKindle本を改訂したので、仕上がりを確認するためにMac版Kindle無料アプリで開いたところ、表示メニュー「列のオプション → 2列」を選択すると、表示がグチャグチャになる現象が発生。

ページをめくっていくと、左右の列に部分的に重複した内容が現れる(右側の列の上部で行の表示が途切れているのがそれ)。 句読点付近に異常な量の空白がとられている。そのためか、右側の列の下から2行目では、行頭に句点が表示されている(日本語の組版としてありえない)。

iOS版Kindleアプリで開くと、こっちも同じ症状が…… (いまの今まで、iOS版Kindleアプリが2列表示できることを知らなかった。)

2019-01-09

iMac Early 2006 は死んだ

Windows 10 October 2018 Update(バージョン1809)へのアップグレードに失敗し、ハードウェアの寿命が迫っていることを感じつつ、だましだまし使い続けていた iMac (17-inch, Early 2006) に、ついに最後のときがやってきた。

QRコード付きブルースクリーンが表示され、再起動しようとしたが失敗、それきり内蔵ハードディスクからWindows 10が起動することはなかった。Mac OS X Snow Leopard バージョン 10.6 インストールDVDを使っての起動を試みたが、こちらも途中で画面が乱れてフリーズしてしまう。

液晶画面に多数の斜め線(階段状のパターン)が表示されたまま消えない、明らかにハードウェア的にどこかおかしい。ターゲットディスクモードは機能するようなので、FireWire経由でiMacの内蔵ハードディスクを別のMacに接続し、消去して処分(リサイクル)することにした。