K様へ、業務連絡です。
先日は壊れかけたiMacからデータを救出(サルベージ)できて幸運でしたね。
今回は、たまたま、ちょっと古い機種、Intelプロセッサ搭載の2019年モデルだったのでうまくいきましたが、Appleシリコン搭載Macではセキュリティが強化された分、メンテナンス性が低下しており、トラブルが発生すると復旧が難しくなっています。
ことに暗号化されたストレージが壊れてしまった場合、データの復元は極めて困難(ほぼ不可能)です。
故障してからあわてるのではなく、普段から貴重なデータをバックアップしておくことが重要です。
バックアップついては、アップル公式のサポート文書『Mac のバックアップ方法』で次の4つの方法が紹介されています。
- Time Machine を使って自動的にバックアップする
- iCloud とデータを同期して保存する
- ほかのストレージデバイスにファイルを手動でコピーする
- 他社製のバックアップユーティリティを使う
K様の場合、失うと困るデータは「デスクトップ」(と「書類」)フォルダ内に保存されているものだけのようですから、「3. ほかのストレージデバイスにファイルを手動でコピーする」方法がよいでしょう。
ただ、普通の人は「定期的にバックアップを実行してください」とかいっても、いつしか忘れてしまうのが世の常です。
そこで、内蔵SSD内の重要なファイルを自動的に外付けのストレージ(SDメモリカード)にコピーするバックアップ用のシェルスクリプトを用意しました。
新しく購入されたiMacには、このスクリプトを仕掛けておきましたので、 朝、Macを起動してログインしたとき、ターミナルのウインドウが開き、
正常にバックアップコピーが作成されました
というメッセージが表示されればOK。 前日までに作成された書類が、SDメモリカードにコピーされています。
「正常にバックアップコピーが作成されました」というメッセージが表示されない場合は、バックアップできていません。何か問題が起きているので電話ください。
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