2018-03-23

egword Universal 2を縦書きテキストエディターとして使う

ベストセラー作家を目指しているRさんに、業務連絡です。

物書堂製の、macOS向け日本語ワープロソフト「egword Universal 2 バージョン 2.1.3」を、小説やエッセイの原稿執筆に適した縦書きテキストエディター専用に設定する方法を解説します。目障りなユーザーインターフェース要素を、できるだけ表示しないように設定することで、文章を書くことに集中できます。

見た目を次の図のようにするべく設定していきます。egword Universal 2にはプリセットされた原稿用紙のテンプレートもあるので、そちらで事足りる場合は自分で設定する必要はありません。

ここでは、原稿1枚あたりの文字数が42文字×34行であると想定して説明します。

◆ 設定を初期状態に戻す ◆

もし、egword Universal 2が起動していれば終了する。

ターミナルから次のコマンドを実行する(カスタマイズしていたすべての項目が出荷時の状態に戻るので注意)。

$ rm ~/Library/Containers/\
jp.monokakido.egword-universal/Data/\
Library/Preferences/jp.monokakido.egword-universal.plist

Macを再起動する。

egword Universal 2を起動する。

◆ レイアウトの調整 ◆

ファイルメニュー「ページ設定…」を選択する。

用紙サイズ「A4」、方向「横」を選択して「OK」をクリックする。

ファイルメニュー「レイアウト設定…」を選択する。

「レイアウト」パネルを表示する。

文字方向「縦書き」を選択する。

レイアウト方法「原稿用紙」を選択する。

マス目の高さ2mm、行間1mmのような極端に小さい値にする。

文字と行数の帯「なし」を選択する。

文字数を42、行数を34にする。 ※お好みで、文字と行数の帯「あり」、文字数42、行数17(34の半分)でもOK。

文字数が変わらない(減らない)範囲で、マス目の高さが最大付近になるように調整する。

行間を見やすく(マス目の高さの半分強に)調整する。

原稿用紙罫線のカラーを好みに合わせて調整する。罫線が不要なら、表示メニュー「原稿用紙罫線を隠す」を選択すればよい。

レイアウト設定ウインドウを閉じる。

◆ 画面表示の調整 ◆

表示メニュー「拡大/縮小」>「ページに合わせる」を選択する。

表示メニューで各種バー類(モードバー、ナビゲーションバー、ルーラ、ツールバー)を隠すように設定する。

表示メニュー「ページガイドを隠す」を選択する。

表示メニュー「特殊文字を表示」を選択する

egword Universal 2メニュー「環境設定…」を選択する。

「表示設定」パネルを表示する。

特殊文字「設定…」をクリックする。

「半角スペースを表示する」と「全角スペースを表示する」にもチェックを付け、すべての特殊文字が表示されるように設定する。好みに応じて、表示色を変更するもよし。

「設定」をクリックして設定を適用し、環境設定ウインドウを閉じる。

設定を終えたら、ファイルメニュー「書き出し…」から、「egword Universal ひな形」形式 (.egwut) として保存しておくとよい(原稿用紙テンプレートに追加できると嬉しいのだが、いまのところそれはできないようだ)。

はい、これで気分はすっかり村上春樹です。

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