2010-12-29

バージョン管理システムの導入

Mac OS X 10.6にはCVSとSubversionは標準で入っている。ギット(Git)やマーキュリアル(Mercurial)などは自分でインストールしなくてはならない。ここではMacPortsからインストールする方法をメモ。

Git
$ sudo port install git-core

パッケージ名は「git」じゃなくて「git-core」である。

※Xcode 4が標準でgitを使うようになったので自分でインストールしなくてもよくなった。

Mercurial
$ sudo port install mercurial

なんだが、Snow Leopardなんかだと途中でエラーになってしまう。別途「Java デベロッパ・パッケージ(Java for Mac OS X 10.6 Update 3 Developer Package)」が必要なので、アップルのデベロッパーサイトからダウンロードしてインストールしておくこと。

と書いてみたものの、やっぱりめんどくさいから

Git, MercurialついでにBazaarいずれもオフィシャルサイトでインストーラーパッケージ(.pkg/.dmg)が配布されているので、そっちを使った方がインストール時間も短くて済んでラクチンである。

さらにGitについては、Xcode 4を入れればいっしょに付いてくるようになった。

GitをGUIで使いたければ、GitHubから「GitHub for Mac」が配布されている。Mercurialには、Mac App Storeで手に入る「SourceTree」が便利。SourceTreeはGitにも使えるので最近はもっぱらこれを使っている。LinuxやWindowsでは「TortoiseHg」だろうか。

Bazaarは、

$ bzr explorer

とすれば、GUIフロントエンドが起動する。

空のパスワードでsudoする方法

Mac OS X 10.4 Tigerではパスワードが空(カラ)のままでも sudo コマンドを実行できていたのだが、Mac OS X 10.5 Leopardからはセキュリティが強化され、パスワードを設定しておかないと sudo 不能になった。面倒くさがり屋のためのパスワード入力を回避する方法メモ。

パスワードなしでもsudoできるようにする方法

シングルユーザーモード(command+S)で起動しておいて、

# mount -uw /
# vi /etc/sudoers

とでもして /etc/sudoers を編集する。

%admin     ALL=(ALL) ALL

の行を、

%admin     ALL=(ALL) NOPASSWD:ALL

に書き換える。

シングルユーザーモードにしなくても書き換える方法が分かってる人は別のやり方でもOK。

Mountain Lionをインストールしていて気付いたが、パスワードを設定した状態で visudo しておいて、後からアカウントのパスワードをリセットするほうが簡単(^^;。

sudoersについても、%adminの行を変更するより、

# %wheel  ALL=(ALL) NOPASSWD: ALL

の行をコメント解除するほうがいいかな。そして、ユーザーをwheelグループに追加する。→ユーザーをグループに追加する方法

ちょっとだけroot

そんなに頻繁にsudoするわけじゃない人は「AppleScript エディタ.app」を開いて、

do shell script "mkdir -p /usr/local/bin" with administrator privileges

のようにしてroot権限でコマンドを実行させればよい。ターミナルから、

$ osascript -e 'do shell script "mkdir -p /usr/local/bin" with administrator privileges'

でもいいけどね。

回避してないで、ちゃんとパスワードを設定しましょう(^^;

Mac OS X v10.5, 10.6:sudo コマンドには非ブランク管理パスワードが必要