2023-07-21

Alexはどこへ?

macOSには音声合成機能が搭載されている。いつから使えるようになったのか、思い出せないくらい大昔からある機能だ。

OS X Mavericks 10.9.5までは「システムの声」のデフォルトは Alex であった。 OS X Yosemite 10.10からは Alex 君に代わって Kyoko さんがシステムの声担当になった。

Kyokoさんは英語が苦手なようなので、Yosemite以降、ターミナルからsayコマンドで英文を読み上げさせるときはAlexを使ってきた(Alexならシステム標準なので常に利用できると期待して)。

そんなある日、 macOS Ventura 13を新規インストールしてから、いつものようにAlexにしゃべらせようとすると……

% say -v Alex 'Where did Alex go?'
Voice `Alex' not found.

あれ? アレ? アレレ、アレックスがいない。どこへ行っちまったんだアレックス。

どうやら、AlexはVenturaからシステムの標準構成には含まれなくなったようだ。 どうしても使いたければ次の手順を実行しよう。

システム設定「アクセシビリティ」>「読み上げコンテンツ」を開く。

「システムの声: 声を管理…」を選択する。

追加の音声データが表示されるので「英語(アメリカ) - Alex」をダウンロードする。

これでOK。

近年、音声合成の品質は飛躍的に向上しており、今では、これって中に人間が入ってるんじゃないの? と疑いたくなるようなレベルに達している。

にもかかわらず、macOSの音声合成はたどたどしいままだ(いかにも「コンピューターな発声」)。

長年テキスト読み上げ機能を多用しているユーザを混乱させないように配慮して、あえて昔のままにしてあるのかと思っていたが、Alexをスタメンから外してしまったところを見るとそうでもないようだ。

それにしても、私が好んで使っている機能を狙い澄ましたように、次々とつぶしにかかってくるのはなぜ? > アップルちゃん。

関連記事: 「スピーチダウンローダーがシステム設定を変更しようとしています

2023-07-19

バックアップディスクでMac OS拡張フォーマットを使用する方法

Time Machineは、Macのバックアップ機能である。Mac OS X Leopard 10.5からの標準装備だ。

macOS Catalina 10.15.7まではバックアップディスク自体からMacを起動してOSを含むシステム全体をリストアできて(内蔵ディスクが損傷し交換した場合など)非常に便利であった。

macOS Big Sur 11.0.1からはバックアップディスクのフォーマットとしてAPFS (Apple File System)が使用できるようになった。のはいいのだが、バックアップディスクからの起動やシステム (OS) の復元ができなくなり、利便性は低下した。

macOSユーザガイド「MacのTime Machineに使用できるディスクの種類」によると、

Time Machineでは、Mac OS拡張フォーマット(ジャーナリング)、Mac OS拡張(大文字/小文字を区別、ジャーナリング)、およびXsanフォーマットのディスクでのバックアップにも対応しています。

ということなので、Time Machineのバックアップディスクとして使えるフォーマットは、

  • APFS
  • Mac OS拡張
  • Xsan

であることが、うかがえる。

ある日、macOS Ventura 13.4.1上で、「Mac OS拡張フォーマット(ジャーナリング)」で初期化したディスクをTime Machineバックアップディスクにして、バックアップを作成したところ……

2023-07-18

妙ちきりんなFinderのタグ

macOSのFinderでは、ファイルやフォルダにタグを付けることができる。項目を分類するための目印をつけられて便利だ。

しかし、この「タグ」機能には挙動不審なところがある。 macOS Ventura 13.4.1 で、タグのへなちょこ具合を体験してみよう。

どこかテキトーなところに新規フォルダを作成する。

新規作成したフォルダを開く。

開いたフォルダ内に、さらに新規フォルダを作成する(フォルダではなく、なんらかのファイルを作成してもよい)。

名前は「名称未設定」のままでいいので、その新規フォルダを複製する。「名称未設定フォルダのコピー」ができる。

もう一度、「名称未設定」フォルダを複製する。「名称未設定フォルダのコピー2」ができる。

その調子で「名称未設定フォルダのコピー10」ができるまで複製を続ける。

「名称未設定フォルダのコピー10」をロックする(ショートカットメニュー「情報を見る」を使えばよい)。

「名称未設定」フォルダとそのコピー11項目「すべてを選択」する。

選択項目に対しショートカットメニューでタグを付ける。

要するに「フォルダ内にフォルダ(またはファイル)を11個以上作成して、最後に作成したフォルダをロックしたあと、すべてのフォルダを選択してタグを追加する」のだ。 すると……

2023-07-14

Touch ID登録を完了できません

Touch ID搭載Magic KeyboardはiMac, M1, 2021と共にデビューしたアップル純正キーボードである。 以前から「指紋センサー付きのデスクトップMac用のキーボードを出してくれ」とアップルに要望していたので、発売と同時に喜び勇んでiMacごと購入してしまった(その後、キーボードだけも別売りされるようになった)。

そんなある日、突然、Touch IDが使えなくなってしまった。 指紋の登録ができない。

Touch ID登録を完了できません。
戻ってやり直してください。

戻ってやり直しても無駄である。

2023-07-11

アカウントにデバイスが追加されました

Macを新しく購入するとか、システムをアップグレードしてApple IDを使ってサインイン操作を行うと、ご親切にも同じApple IDでサインインしているすべてのデバイスに通知してくれる(一人で多数のアップル製品を使っていると鬱陶しいだけで余計なお世話なのだが、この通知はオフにすることもできない)。

今日、サーバー (macOS Server) に使っているMacをアップグレードする作業中に、別のMac数台でこの通知を受け取った。

macOS Ventura 13.4.1だとこんな感じだ。

アカウントにデバイスが追加されました
別のMacでiMessageとFaceTimeにアクセス可能になりました。このデバイスに心当たりがない場合、システム設定で削除できます。

この通知パネルには「設定」というボタンがあり、クリックするとシステム設定が開く。 そして、システム設定「Apple ID」に追加されたデバイスが表示される。

される、される、される…… ハズだが、

2023-07-09

ファイルごとに個別のウインドウで開…… かない

またまた、重箱の隅をつつくような話。

macOSに付属するプレビュー (Preview.app) には、「ファイルを開くとき: ファイルごとに個別のウインドウを開く」という設定がある。

この設定を有効にしておけば、例えば一度に200個のJPEGファイルを開いたら、200枚のウインドウが表示されるものと期待する。ところが、そうはならない。

なぜか、途中からまとめて1つのウインドウで開くようになってしまうのだ。

おかしいだろコレ! 10年以上(?)前から、アップルに訴えているのだが、いっこうに直らない。 ま、普通、こんな使い方しないだろうから、たぶん、世界中で困っているのは私一人だけなのだろう。

アップル公式マニュアル プレビューユーザガイド macOS Ventura 13 の「ファイルを開くとき」のオプションの説明にも、

ファイルごとに個別のウインドウで開く: ファイルごとに1つのウインドウを使用します。

と書かれているんだがね。

せめてマニュアルに書いてある通りに動作するようにしてはどうかな。 > アップルちゃん。