2016-09-25

Kindle for PC ために行きます

Kindle Unlimited サービスが日本で始まってから2ヶ月目、9月も半ばのある日、読みたいKindle本を端末に配信した後のWeb UIに、奇妙なボタンが表示されるのに気がついた。

Kindle for PC ために行きます

「ために行きます」って、何をためるんだ? 行きますって、どこへ行くんだ? 意味がわからない(Macだと「Mac 用 Kindle ために行きます」になる)。

以前、「Kindle for Mac 分身の術」という記事でもエラーメッセージが機械翻訳のようで不自然だと書いたが、それと同じ問題だろう。海外で開発していて、日本語が達者なスタッフによるチェックをしていない?

2016-09-16

Office 365 Solo あふれるライセンス

Microsoft Office 365 Solo は同時に2台までのWindows PC(or Mac)で、マイクロソフトのOffice製品が利用可能になるサブスクリプション型の商品である。

アプリケーションをアクティブ化できる数に制限があり、通常、2台を超えてライセンス認証を試みると、

インストールの上限に達しました

と表示されてアクティベートできないので、知らず知らずのうちに間違ってライセンス数の限度を超えてインストールしてしまい契約違反になることもない。

office.comのマイ アカウントからユーザー自らが非アクティブ化を行うことで、ライセンス認証を解除して別のPC/Macにライセンスを移し替えることも何度でも自由にできる。

複数のMac/PCを所有していて、OSやアプリケーションをしょっちゅう入れ替える私には嬉しいサービスだ。

数回、別のPCにインストールしなおしただけで、電話でいちいち毎回毎回オペレーター(人間)を呼び出して話をする必要が生じる Windows 10 通常版のゴミのようなライセンス認証システムとは段違いの便利さ。

さらに喜ばしい(?)ことに、2つまでしかインストール(アクティブ化)できないはずなのに、マイ アカウントのインストール情報にコンピューター名が3項目以上表示される事象が発生(8つ以上インストールしても、実際、全機能が使えてしまう!)。

2016-09-08

Qt4.8.7インストールメモ

Qt 5.7のご時世だが、いまさら、Windows 7 SP1 32-bit上にQt 4.8.7開発環境を再現する方法をメモしておく。 Qt 4.8.7はQt 4.8系の最終版である。

Qt 4.8.7 MinGW版をインストールする手順は次の通り。

Qtダウンロードサイトのオフィシャルリリースのアーカイブ http://download.qt.io/official_releases/qt/4.8/4.8.7/ からインストーラー qt-opensource-windows-x86-mingw482-4.8.7.exe をダウンロードしてインストールする。

インストールウィザードを進めていくと途中でMinGWの所在を聞かれる。 https://wiki.qt.io/MinGW によると Qt 4.8.7 に対応する MinGW は mingw-builds i686-4.8.2-release-posix-dwarf-rt_v3-rev3 である。

2016-09-05

El Capitanのユーザ辞書がひどい

OS Xの日本語入力に使われるユーザ辞書は、iCloudで同期されるので、同じApple IDでサインインしていれば、複数のMacでユーザ辞書の内容はすべて同じになる。ハズだった。

ところが、てんでバラバラなんである。以前、辞書登録したはずの単語が変換できないので気がついた。

ウチでは、4台のMacと、3台のiOSデバイスに、同じApple IDを設定して同期をかけているのだが、ユーザ辞書の内容がそれぞれ違う。おまけに、たくさんあったはずの登録項目が大幅に減っている。いったい、いつの間に消えたのだ?

2016-09-04

復旧パーティションを再構築

復旧パーティションを復旧する方法」で、とりあえず、復旧パーティションを取り戻したものの、もっと簡単に復旧パーティション (Recovery HD) を復旧させる方法はないものかとネットをさまよっていたところ、アップルが配布している「Lion 復旧アップデート」を使えば可能という情報を発見した。

どうやら Lion 復旧アップデート (RecoveryHDUpdate.dmg) のパッケージに含まれる dmtest というツールを使えば BaseSystem.dmg と BaseSystem.chunklist から復旧パーティションを再構築できるようだ。

2016-09-02

復旧パーティションを復旧する方法

ちょいとわけあって、MacBook Proのシステムを一時的に OS X El Capitan 10.11.5 から OS X Mavericks 10.9.5 に戻したのだが……

困ったことが起きた。復旧パーティション(Recovery HD)がないではありませんか。

OS自体は起動するが、復旧パーティションを必要とする一部の機能が使えない。 command + R による復旧システムの起動もできない。

内蔵ドライブを初期化してから、以前のOSのバックアップを戻すような特殊なインストールの仕方をしたのがまずかったようだ。内蔵ドライブ全体を消去してパーティションからやり直してしまうと、復旧パーティションは消えてしまう。これは当たり前。

Time Machine によるバックアップからシステムをリストアした場合は、復旧パーティションも再生されるようだが、今回はその手は使えない。

う〜む、復旧パーティションだけ再作成する方法ってなかったけ?

復旧パーティションをバックアップ

OS X 復元機能」を提供する復元システムは、Finderでは表示されない復旧パーティション(Recovery HD)に格納されている。この領域はTime Machineではバックアップされない(と、思い込んでいたが、最近はバックアップされる? というかリストア用の復旧パーティションデータを保持しているようだ)。

OS Xを再インストールすると自動的に作成されるので、普通の使い方をしているユーザーはバックアップの必要性を感じることもないだろう。 しかし、細かいことが気になるフツーじゃない人は、このリカバリー領域をバックアップしたくなる(特に出荷時状態)。

アップルが配布しているユーティリティー「OS X 復元ディスクアシスタント」を使うと、復旧パーティションと全く同じものをUSBドライブに作成することができる(内蔵ディスクのRecovery HDがコピーされる)。

このソフトは、OS再インストール用のメディアが付属しなくなったMac OS X Lionを搭載したMacのために用意されたもので、もともとはLion 復元ディスクアシスタントと呼ばれていた。 このためウインドウの背景イメージが男前のライオンのままだったりする。 古いソフトウェアだが、OS X El Capitan 10.11.6でも使用可能である。

アップル純正品以外に、復旧パーティションをバックアップ/リストア可能なサードパーティー製アプリケーションも存在するようだ。