2024-09-27

Mac用の簡易バックアップスクリプト

K様へ、業務連絡です。

先日は壊れかけたiMacからデータを救出(サルベージ)できて幸運でしたね。

今回は、たまたま、ちょっと古い機種、Intelプロセッサ搭載の2019年モデルだったのでうまくいきましたが、Appleシリコン搭載Macではセキュリティが強化された分、メンテナンス性が低下しており、トラブルが発生すると復旧が難しくなっています。

ことに暗号化されたストレージが壊れてしまった場合、データの復元は極めて困難(ほぼ不可能)です。

故障してからあわてるのではなく、普段から貴重なデータをバックアップしておくことが重要です。

バックアップついては、アップル公式のサポート文書『Mac のバックアップ方法』で次の4つの方法が紹介されています。

  1. Time Machine を使って自動的にバックアップする
  2. iCloud とデータを同期して保存する
  3. ほかのストレージデバイスにファイルを手動でコピーする
  4. 他社製のバックアップユーティリティを使う

K様の場合、失うと困るデータは「デスクトップ」(と「書類」)フォルダ内に保存されているものだけのようですから、「3. ほかのストレージデバイスにファイルを手動でコピーする」方法がよいでしょう。

ただ、普通の人は「定期的にバックアップを実行してください」とかいっても、いつしか忘れてしまうのが世の常です。

そこで、内蔵SSD内の重要なファイルを自動的に外付けのストレージ(SDメモリカード)にコピーするバックアップ用のシェルスクリプトを用意しました。

2024-09-22

ドコモ home 5G HR02 に機種変更

3年ぶりにドコモ home 5Gで利用している端末を機種変更することにした。 docomo home 5G HR02 である。 docomo OnlineShopに注文し、2日ほどで届いた。

これまで使っていた「HR01」と、「HR02」を並べてみよう。ぱっと見、外観形状は変わりない。

左側が旧機種HR01、右側が新機種HR02だ。端末の状態を表示するLEDランプの数と配置が変わっている。

背面の有線LAN (Ethernet) ポートが2.5G用と1G用の2個になっており、セキュリティスロットも追加されている。

HR01からHR02にnanoSIMカードを差し替え、電源をオンにして、ちょちょいと設定するだけで簡単に移行は完了。 HR01 39,600円に対して、HR02 71,280円と端末価格がアップしているだけあって、体感速度もアップ(したような気がする)。

さてさて、今回の機種変更において、もっとも難しかったのが docomo OnlineShop での購入申し込みである。

2024-09-16

MacのTVアプリが挙動不審

Apple TV+ はアップルが提供する動画ストリーミングサービスだ。 macOS Sonoma 14.6.1付属のApple TVアプリ (TV.app) バージョン 1.4.6.32を使うとMac上でもApple Originalの映像作品を楽しめる。

ウチでは、Macにディスプレイを2台接続し、主ディスプレイ(メインディスプレイ)で何か作業しながら、拡張ディスプレイ(サブディスプレイ)に全画面表示でApple TV+の動画を流し続けていることがある。 いわゆる、ながら()というやつだ。

Apple Original、なかなか面白い作品があるのでそこはいいのだが……

困ったことに、ときどき、フルスクリーン再生が解除されるタイミングでTVアプリのビューア(ビデオ再生ウインドウ)の映像が消えてしまい、音声だけがどこからともなく再生され続ける状態になることがある。

ビューアはどこへ行ったのだ? どこを探しても見当たらない。

動画再生アプリでは、ESCキーによりフルスクリーンを解除した場合には、ビューアは通常のウインドウ表示に戻る。プロセスの切り替えによりフルスクリーンが解除されたときは、Dockにあるそのアプリのアイコンをクリックする、あるいは、command + TABでそのアプリに切り替えると再びフルスクリーン表示される、というのが一般的な挙動だろう。 TVアプリは、これらの操作を行っても、ビューアは消えたまま戻ってこない(ことがある)。

そもそもウインドウメニューに「ビューア」(に相当する項目)が表示されないのがヘンじゃない?(「TV」と「アクティビティ」はあるのに)

近年のアップル製ソフトウェアにありがちな、雑な作りのUIだ。

2024-09-02

入力メニュー(ひらがな/ABC切り替え)が表示されない

macOSのシステム設定で新規ユーザを追加し、そのユーザでログインすると、なぜだか入力メニューが表示されず日本語入力への切り替えができない状況になっていた。

そう、あのメニューバーの右側、ステータスメニュー領域に表示される「あ」「A」みたいな、現在の入力ソースを表す「入力メニュー」が見当たらないのだ。 システムの言語設定が日本語になっていれば自動的に追加されるはずだが、どうしてこんなことに?

行方不明の「入力メニュー」を表示する(入力ソースの切り替えを可能にする)手順は次の通り。

「システム設定」>「キーボード」を開く。

入力ソースの右側にある「編集…」ボタンをクリックする。

すべての入力ソース「メニューバーに入力メニューを表示」をオンにする。

macOS Monterey 12.7.6以前のシステムでは次のようにする。

「システム環境設定」>「キーボード」を開く。

「入力ソース」タブを選択する。

「メニューバーに入力メニューを表示」にチェックを付ける。

いずれのバージョンのシステムであっても、入力ソースに「日本語」がないと日本語入力できない。 もし、入力ソースのリストに「日本語」がない場合は「+」アイコンをクリックして「日本語」を追加する。