行政手続きを原則デジタル化する「デジタル手続法」が2019年5月24日、参院本会議で可決、成立したらしい。なにをいまさら、な、周回遅れ感が漂っている。手書きの届け出書類に判子を押すことを強制しているような役所がデジタルファーストとか片腹痛い。どうせなら歴史と伝統が何より大切な美しい国ならではの 押印強要文化 を千代に八千代に継承していただきたいものである。やっぱり、日本人なら紙と印章だよね。
そんなわけで、若者の紙ばなれが取り沙汰される今日この頃だが、かつては、私も紙に印刷するためのプログラムで糊口を凌いでいた。プリンタードライバーや印刷関連のプログラムをいろいろと製作したものだ。かれこれ十数年も前の話。いまや紙に印刷するような仕事は皆無である。
そんな大昔のシェアウェア、拙作プリンタードライバーの1つ MPrint Driver を購入してくれていたお客さんのT氏から突然電話があり「新しいmacOSで動かせませんか?」と、尋ねられた(MPrint Driverは、Brotherのモバイルプリンター MPrint MW-100e、MW-120、MW-140BT、MW-145BT、MW-260に対応したMac用ドライバーである)。