一仕事終えて暇なので OS X El Capitan をクリーンインストールし直した。 El Capitan も細かな改訂を重ねて、いつの間にやら 10.11.4 になっている。
でも、最初のバージョンの El Capitan から気になっていた、日本語環境でUSキーボード(英語キーボード)を使っているユーザーをないがしろにしているような点が今でもそのままなのは残念。
なんと El Capitan では、インプットメソッドの入力ソース切り替えのデフォルトキーボードショートカットが「command + space」から「control + space」に変更されているのだ(カスタマイズすれば戻せなくはない)。
Mac OS 9 以前から使い慣れているキーバインドを突然変更され、昔からUSキーボードを愛用している(というか昔はJISキーボードなんてなかった)ロートルとしては迷惑なだけなのだが……
「command + space」を「control + space」に変更することに、どのような技術的必然性があったのだろうか。 Linuxとの互換性を重視しました! なんてわけないだろうし。 まさか、このほうが Spotlight の使い勝手が向上すると考えましたとかいう理由じゃないよね?
しかも、インストール直後の初期セットアップ画面での入力ソース切り替えは「command + space」のままになっているところが、一貫性を欠いていてお粗末極まりないUI/UXだ。
そしてもう一つ、入力ソースのデフォルトでは、スラッシュ(/)キーで入力される文字が中黒(・)、バックスラッシュ(\)キーで入力される文字が円記号(¥)になっている。
バックスラッシュキーで円記号を入力したい奴なんぞおらんやろ。なんでそれがデフォルトなの? Windowsとの互換性を重視しました! なんてわけないだろうし。 ひょっとして常識ある社会人としては¥を入力したいところなのか?
まあ、これも環境設定で変更できるので目くじらをたてるほどのことではないのかもしれんが、 その項目名が「“¥”キーで入力する文字:」となっているのは頂けない。そもそもUSキーボードには“¥”キーなんちゅうものは存在しない。
USキーボードしか取り付けられていないMacでこれはないだろう。
この“¥”キー問題は El Capitan が登場する前(OS X Mavericks 10.9)から存在する。使用中のキーボードを識別するのが面倒なら OS X Mountain Lion 10.8 以前のやり方(キートップの刻印どおりに入力)に戻してくれんかね。
アップルには何度も改善を提案しているのだが、昔に戻るどころかますます使いにくくなっているように感じる。主に日本語を使うにも関わらず、USキーボードを使っているような変態ユーザーはごく少数なので、これで我慢しろってこと?
全国のUSキーボードを使ってる皆さん、気になりませんか?
El Capitan 固有の問題ではないが、USキーボードがらみの不具合として「キーボードビューアの表示と入力が一致しない」ってのもある。
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