2016-05-24

El CapitanのHFSサポートがひどい

ウチでは長年Macを使っているので、Mac OS 9以前の古いディスクをイメージ化したバックアップファイルがいくつもある。これらの多くは、Mac OS 9以前の時代に作成したデータのバックアップCD-Rや、当時購入したCD-ROM製品をディスクイメージにしたものだ。古いハードディスクやMOディスクから作成したイメージもある。

困ったことに OS X El Capitan 10.11.5 で、これらの古いディスクのイメージをマウントすると日本語ファイル名が 文字化け してしまう。

この文字化けは OS X Yosemite 10.10 から目につくようになった現象なのだが、Yosemiteでは面倒なのを我慢すれば、手動でボリュームの情報「エンコーディング:日本語」と設定してやることで、なんとか正常な表示に戻せていた。

ところが El Capitan では「エンコーディング:欧米」しか表示されず、選択肢がなくなっている のである。

選択肢がないにもかかわらず、さも切り替えができるようなプルダウンメニューが表示されるのが虚しい。はっきり言ってマヌケ極まりないUI/UX。

OS X Mavericks 10.9.5 以前は、ユーザーがいちいちエンコーディングを変更しなくても、文字バケなどせず、ちゃんと日本語で表示されていた。おそらく主に日本語を使うように設定していれば、デフォルトのエンコーディングが日本語になるのだろう。ユーザーの使い勝手を考えれば、これが当たり前だ。

この問題が起きるのは太古のMacで使われていた HFS (Mac OS 標準)フォーマットのボリュームがディスクイメージに含まれる場合であって HFS+ (Mac OS 拡張)フォーマットでは問題ない。

El Capitanのキーボード設定がひどい」にも書いたが、どうも昔からMacを使っているユーザーが戸惑うような変更(しかも、そうすることで何のメリットがあるのか不明)が多いような気がするのは、自分が歳をとったということなのか、それともアップルのソフトウェアが変質(品質が低下)しているのか……

アップルのサポートに電話して、昔のディスクのバックアップがまともに見られなくて困ってるんだけどなんとかなりませんか? と相談したところ、エンジニアに調べさせるからしばらく待ってねってことになった。


2016-05-30 アップルから回答があり、問題がある点は認知してもらえたようなので、修正されるのを楽しみに待つことにする。

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