Kindle 3は日本語表示にも対応していると聞いて昨年購入した。使い始めて3ヶ月あまり。確かに日本語で書かれたmobiファイルも表示される。のだが、丸っこいゴシックなフォントでどうも読みにくい。おまけに「〜」など記号の一部が正常に表示されない(いわゆるトーフになる)。
やはり同じような不満をもつ人は多いのかフォントを別のものに入れ替える方法がネット上に出回っていたので、Kindle 3.0.3とMac OS X 10.6.6の組み合わせで試した結果をメモしておく。
- フォントを変更する手順
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Kindleがストレージとしてマウントされているポイントを/Volumes/Kindleであるとする。
- テキストエディタで設定ファイル「/Volumes/Kindle/system/com.amazon.ebook.booklet.reader/reader.pref」を開く。
- 「FONT_FAMILY=serif」となっているところを「FONT_FAMILY=alt」に変更する。
- その行の手前に「ALLOW_USER_FONT=true」という行を追加して設定ファイルを保存。
- Kindleボリュームの最上位階層/Volumes/Kindle/にfontsという名前のディレクトリを作成。
- その中に代替フォントを格納する。4つのTrueTypeフォントファイルが必要でファイル名は次の通り。
- 標準: alt-Regular.ttf
- 太字: alt-Bold.ttf
- 斜体: alt-Italic.ttf
- 太字の斜体: alt-BoldItalic.ttf
- Kindleをアンマウントして取り外し、再起動する。
うまくいっていれば、テキストキー(Text Key)を押すと現れる表示設定のTypefaceに、FONT_FAMILYで指定した「alt」が追加されているのが見て取れる。
ここで、間違ってもalt以外のstd, sans, monoなどに変更してはいけない。設定ファイルが書き変わってしまい代替フォントが表示されなくなる。そうなると、もう一度Macからreader.prefを編集しなければならない。
- 読みやすい明朝が欲しい
やはり書籍の本文表示には明朝系のフォントだろうと思い、まずはIPA明朝Pを入れてみたのだが結果があまり良くなかった(かすれたように表示され読みづらい)。モトヤがAndroidプラットフォームに提供しているフォント(Lシーダ等幅、Lマルベリ等幅)は、日本語にはまずまずなのだが等幅なので英文が読みにくくなる(明朝じゃないし)。Kindleで読みやすい明朝フォントがあると良いんだが。
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