Mac と Raspberry Pi の間でハードディスクを介してデータをやり取りしたいのだが、さて、ディスクのフォーマットは何にすれば良いだろう?
一般的には、MacでもWindowsでもLinuxでも読み書きできるFAT32がよく使われる(ディスクユーティリティで言うところの「MS-DOS (FAT)」)。が、今回は4GBを超えるファイルがあるので、それでは困る。じゃあ exFAT にしようかと思ったのだが、 LinuxはexFATがあまりお好きじゃないようだ。
ちょっと調べると、最近のLinuxはHFS+もサポートしているらしい。それなら普通にMac用に初期化したディスクが使えるな、と思ったのだが、落とし穴があった。
Raspbian側でOS Xで使っているHFS+のHDDをマウントしようとすると、
mount: warning: /mnt/macintoshhd seems to be mounted read-only.
と、怒られるのである。
どうやら、ジャーナリングが有効になっているとLinux側では書き込みができないようだ。なら、ジャーナリングなしでフォーマットしたディスクを準備すればいいだけじゃん。
と、思ったのだが、なんたることか、最近のディスクユーティリティ(たぶん Mac OS X 10.7 Lion から)は「ジャーナリングなし」を選べないのである。昔は選択肢として、ただの「Mac OS 拡張」と「Mac OS 拡張(ジャーナリング)」に分かれていたのだが。
なので、GUI(Disk Utility.app)を使って外付けハードディスクをジャーナリングなしのMac OS 拡張フォーマットにすることはできない。仕方ないのでターミナルからCLIでフォーマットする。
次のようにする(フォーマット対象のパーティションが /dev/disk3s2 で、ボリューム名を「HFSX HD」にすると仮定)。
$ diskutil eraseVolume HFSX 'HFSX HD' disk3s2
フォーマットは「HFS+」でも良いが、Linuxと共用することに配慮して「HFSX」とした。間違っても「JHFS+」や「JHFSX」にしないこと。
というわけで、MacとRasPiの間の大きなファイルのやり取りには、ジャーナリングなしのHFSX「Mac OS 拡張(大文字/小文字を区別)」が最適である。という結論に至った。たぶん、いまんとこ。
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