2019年9月4日、東京都教育委員会は、すべての都立中学校と高校に対し、生徒の生まれつきの髪を黒く染めさせる指導を禁止する通知を出したらしい(なにやら人権関係のNPOに怒られてしかたなく)。
なにが悪いのだろう「歴史と伝統が何より大切な美しい国では人権よりも社会の安定が重要、個々の違いを否定して同質化することにより管理のしやすさを追求しておるのであります」という、正しい国のあり方を伝えようとする素晴らしい先生たちだと思うがな。教育への公的支出割合が経済協力開発機構 (OECD) 加盟36カ国中最下位な国にふさわしい、まさに教育者の鑑、強要は教育の基本、仰げば尊し我が師の恩。
でもやっぱり強制的に生来の頭髪を一律に黒染めするような指導はよくない(何が悪いか分からないけど、とりあえず人権派に調子を合わせて取り繕っておこう)と教育委員会も言ってるし、地毛証明書という書類を提出させる方式もあるようだから、全面的にそっちに切り替えれば人権団体にも文句いわれなくてすむだろう(地毛証明書とかいうナンセンスな書類は文部科学省のお墨付き、お国も認めているのでこれなら安心安全)。