2015-12-02

LED電球

政府の規制により、白熱灯と蛍光灯は、2020年度をめどに、事実上、製造や輸入ができなくなる見通し、というニュースを目にしてから数日後にAmazonのタイムセールにLED電球が出ていたので、それに釣られて試しにいくつか購入してみた。

切れた電球を取り替えるとき、白熱電球から白熱電球への交換なら、あまり悩むことはない(切れた電球が何ワットだったか分かれば代わりの電球を探すのは簡単)。

ところが、LED電球にするとなると、使用する照明器具の種類や、使う場所によって、適切な製品を選択する必要があり、結構めんどうくさい。メーカーがわざわざ、どのLED電球を選べば適切かを解説するWebページを作っているくらいの複雑さだ。

実際に購入してみるまで実感がわきにくいのが、サイズと重さ。

交換するランプの重量が異なる場合、器具の均整がくずれることによる転倒や落下にご注意ください。

と、わざわざ書かれている製品もあるほど、LED電球はデカくて重い。

光の色合いによって、昼白色と電球色という種類に分かれている(昼光色もあるようだ)点にも気を付けよう。 今回タイムセールの製品は同じ種類の製品をお一人様一つだけしか購入できなかったので、両方買ってみたが、昼光色は電球の形をしているくせに蛍光灯っぽい冷たい光を放つので、もともと白熱電球が使われていたような場所には不向きに思われる。

さらに、古い住宅にありがちで気をつけなくてはならないのが調光機能付きの照明器具だ。調光対応と書かれたLED電球でないと使えない。おまけに(今回購入した中には含まれていないが、以前、試したことがある製品には)、

調光器の種類によっては、ちらつく場合があります。 調光した場合、ランプまたは調光器からわずかに音がすることがありますが異常ではありません。

のような注意書きがあるので、異常ではないとメーカーは言いたいのだろうが、私は聴覚が犬並みなせいか、とても わずか とは思えない耳障りな音が鳴り響くので、この用途では白熱電球の代わりとしては使い物にならないということが分かった。

調光可能な製品で一番安いもの(それでも一応、国内有名電機メーカーの製品)を選んだのがよくなかっただけなのか、他のメーカーの高級品でも同じ現象が起きるのかは不明である。

とりあえず、一般的な古い住宅の白熱電球を置き換えるなら、電球色相当の広配光タイプで密閉型器具対応を選んでおけば良さそうだ(調光器付きの照明器具は、電球じゃなく器具自体を交換したほうがいいだろう)。

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