2011-04-21

『Android SDK逆引きハンドブック』

え〜、業務連絡です。本が出ました。

『Android SDK逆引きハンドブック』(シーアンドアール研究所)です。わたくしめ高橋良司も、一応、著者です(^^)。企画段階から関わっていらした共著のおふたりに比べ、途中参加であんまり原稿書いてないので著者を名乗るのは、なにやら面映いんですが……

内容は書名の通り、やりたいことからAPIが探せるAndroidプログラミング本です。

入門書を卒業してAPIをざっくりと見渡したい人にも良いんじゃないでしょうか。ページをパラパラとめくるうち、こんなAPIあったんや〜、こうすればできるんや〜、てな感じに、英語ドキュメント(http://developer.android.com/)の大海で溺れそうになって見逃していた事柄に気がつくかもしれません。

本書で予備知識を仕入れておけばグーグル先生にお伺いを立てるときも、より効率的です。『Android SDK逆引きハンドブック』で調べた結果(クラス名とかメソッド名)をもとに、Googleで正引きするという使い方をすれば、役に立つ情報にたどり着ける確率がアップしますよ、きっと。うん、そうだ、そうに違いない。

とまあ無事に刊行されたことを喜びつつ、本書が膨大なAndroid SDKドキュメントを読み解く際のとっかかりとして、手に取ってくださった方にとって少しでも役立つものとなることを願うのでありました。

Amazon著者ページ

おや、中西さんも、内村さんも、Amazon著者ページを作成してるじゃないですか。いつの間に。私もAmazon著者セントラルに参戦した方がいいだろうか。

増刷決定

発売2週間ほどで増刷になったようです。お買い上げくださった皆様、ありがとうございます。

Amazonカスタマーレビューの酷評

私は小心者なので書籍でもアプリでもストアのユーザーレビュー機能は結構怖いんですが、Amazonに星一つのレビューが掲載されていました。あぁ、PTSDになりそう。

そのレビュアーの方によると、

> 一個あたりの内容が薄すぎるため、実践ではまったく役に立ちません。

確かに実用レベルのアプリでは必要であろう細やかな配慮はサンプルコードに織り込まれていません。これは難しいところで、あまり詳細にすると何がポイントなのか分からなくなってしまうのです。ページ数との兼ね合いもあります。現状でも1000ページ近くある書籍ですが、これでもずいぶん削っています。分量が多すぎて項目ごとボツになった原稿もあるくらいで……

> ただ、機能網羅率と簡略実装ソースがいろいろ揃っているため、自分が開発する時に発想の起点になります。

著者としてはまさにそれが狙いでした。酷評なのに、書き手の意図は十分に理解してくださっているようです。

2 件のコメント:

  1. 初版持っています!!かなり役立ってます。

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  2. ありがとうございます。お役に立っているようで何よりです。

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