2013-02-06

起動可能なSDカードを作成する

Macのメンテナンスやリカバリー、OSの再インストールに便利なブート可能なSDメモリーカードの作成方法。 Mac mini Server(Late 2012) + OS X Mountain Lion 10.8.2 での話。

アップルが配布している「OS X 復元ディスクアシスタント」アプリケーションを使用する方法が正攻法だが、こいつで作成されるディスクは今ひとつ使いにくい(おまけに、このアプリケーションMac内蔵のSDカードスロットには書き込めない)ので、これとは別の方法をひとつ。

  1. まず、内蔵ドライブの復元用パーティション(Recovery HD)から起動する(Macの電源を入れて、起動音がしたらcommand+Rキーを押下)。

  2. ディスクユーティリティを起動してSDカードを初期化する。

    1パーティション、GUIDパーティションテーブルとし、SDカードをフォーマット(「Mac OS 拡張(ジャーナリング)」でよい)する。ここではディスクの名前をRescueSDとする。

  3. ターミナルを起動して、いま起動している復元用システムをSDカードにコピーする。

    # asr --source / --target /Voleumes/RescueSD --erase
  4. コピーが終了したら、再起動する(起動音がしたらoptionキーを押下)。

  5. 起動ディスクの選択肢としてSDカードが表示されることを確認。

  6. SDカードを選択して起動できることを確認。

用意する SD card は速くて大容量にこしたことはないが、SDHC Class10 16GB くらいがお手頃だろう。Mac mini Server(Late 2012)だとこのくらいの容量で、復元用のOS Xと出荷時システムを復元するためのディスクイメージを格納できた。

SDHC/SDXCメモリーカードだけでなく、USBメモリー(USBフラッシュドライブ)を使っても同様の手順で復元ディスクが作成できる。

※ 復元ディスク用のメディアは、GPT以外のパーティション形式でも起動できるが、アップルがGPTにしとけと言ってるので、おとなしくそうしておこう。

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