Macを使っていてユーザーをグループに参加させようとしたとき、素のクライアント版 OS X では、ハテ? どうするんだっけと思ったことはないだろうか?(OS X Server を購入しているならGUI操作で簡単にできることだが)
2013年7月7日時点でAppleCareサポートに電話で確認した限りでは、「クライアント版 OS X を使ってGUI操作でユーザーをグループに追加する方法として正式に案内できるものはない(コマンドラインを使う操作はAppleCareのサポート外)」だそうである。
OS X Mountain Lion 10.8.4 で、ユーザー「hoge」をグループ「wheel」に参加させる例で説明すると、ターミナルから、
$ sudo dscl . -append /Groups/wheel GroupMembership hoge
のようにすればよい。
面倒だが、次の手順でGUIでも同じことができる。
「アップル」メニュー>「システム環境設定…」を選択。
「ユーザとグループ」をクリック。
「ログインオプション」をクリック。
「ネットワークアカウントサーバ:「接続…」をクリック。
「ディレクトリユーティリティを開く…」をクリック。
ここまでのステップは、コマンドラインから、
$ open "/System/Library/CoreServices/Directory Utility.app"
としても同じことだが、それじゃGUI操作じゃないな。
ディレクトリユーティリティが起動したら、「鍵」アイコンをクリックして認証を行う。
「ディレクトリエディタ」をクリック。
「表示: Groups」、「ノード: /Local/Default」を選択。
「System Group」を選択。
「名前: GroupMembership」を選択。
「プラス(+)」アイコンをクリックし、「値」としてユーザー名 hoge を追加。
変更を保存する。
もう1つ別の方法として、アップルのダウンロードサイトから「ワークグループマネージャ 10.8(Workgroup Manager.app)」をダウンロードすれば、Server.appと同じくらい簡単な操作でグループにユーザーを追加できる。 ワークグループマネージャは本来、サーバーのアカウントを管理するためツールだが、ローカルアカウントの管理に使っちゃいけないというものでもない。
Server.app や Workgroup Manager.app を使うとき、デフォルトでは wheel などのシステムアカウントは表示されないので、メニューから「表示」>「システムアカウントを表示(システムレコードを表示)」を選んで表示させること。 しかも、グループ名のリストにはRecordNameの「wheel」ではなく、RealNameの「System Group」と表示されるので分かりにくい。
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