ウチではSDメモリーカードやUSBフラッシュドライブ(USBメモリー)にデータを書き込み終わったら、ライトプロテクト状態にして使うことがよくある。
読み取り専用のディスクなのでジャーナリング不要なのだが、いまどき、macOS付属のディスクユーティリティでは「ジャーナリングなしMac OS拡張」(HFS+)でディスクをフォーマットすることはできない。昔はできてたんだけどね。
単なるHFS+でフォーマットしたい場合は、仕方がないのでターミナルから次のようなコマンドを打ち込んで初期化する。
$ diskutil eraseDisk HFS+ 'Untitled' GPT disk3 $ # 初期化したいドライブが /dev/disk3 だと仮定。
まあ、ジャーナリングありでも別に困るわけじゃないんだが……
その後、知人とこの話をしていたら、ディスクユーティリティでフォーマット後にジャーナリングを切ればいいんじゃないですか? という意見があった。
たしかに、以前のディスクユーティリティでは、操作対象ボリュームをクリックしてから option キーを押したままで「ファイル」メニューをプルダウンすると「ジャーナル記録を停止」が表示されていた。
そして、optionキーを押したまま「ジャーナル記録を停止」を選択するとジャーナリングをOFFにできていたのだ。そう、昔はね。
El Capitan 10.11 で生まれ変わったディスクユーティリティでは「ジャーナル記録を停止」は表示されない。 macOS Sierra 10.12.3 でも確認してみたが、やはり表示されない。
フラットデザイン化されて、パッと見がきれいなだけで、クソの役にも立たない、この生まれ変わったディスクユーティリティ、なんとかしてほしい。 まったく、なんのために生まれ変わったんじゃい。
2017-03-27 アップルのエンジニアに聞いた話によると、ディスクユーティリティのジャーナリングをOFFにする機能はなくなったので、ファイルメニューに「ジャーナル記録を開始」しか表示されないのは公式に正しい動作だそうである(どう見てもイカレたUIだが、バグではない)。
メニューからは「ジャーナル記録を停止」できないが、コマンドラインを使えばできる。
$ diskutil disableJournal disk3s2 $ # ジャーナリングをOFFにしたいパーティションが /dev/disk3s2 だと仮定。
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