2017-02-28

USBデバイスからWindows 10を起動

オジさんMacユーザーのWindows PC再入門。

HP Stream 11-d012TUはチープな割には役に立つのでけっこう気に入っているのだが、困ったことに内蔵ストレージ(eMMC)の容量が少なすぎる。32GBしかない。

2017-02-21 時点でWindows 10 バージョン 1607をクリーンインストールした直後のストレージは「空き領域 18.5 GB/28.5GB」である。更新プログラムを適用すると、「空き領域 13.9 GB/28.5GB」となる。

さらに(自分には必要ないのだが、止むに止まれぬ事情で) Microsoft Office をインストールすると、使用量を節約するいろいろな工夫をしても「空き領域 11.8GB/28.5GB」まで減少する。

その他もろもろ追加していると空き容量は、あっという間に10GBを切り、みるみる減っていく。せめて倍の64GBは欲しい。

前々から容量が大きい外付けのUSBストレージデバイスから起動できれば悩みは解決するのでは?

と、考えていたので Lexar JumpDrive S45 64GB USB3.0フラッシュドライブ を買って試してみた。

Windows 8からは Windows To Go なんて機能があるくらいだから、いまどきのWindowsはUSBドライブにインストールできるんじゃないかと期待したのだが、Windows 10のインストーラーで外付けのドライブにOSをインストールしようとすると、「USBやIEEE 1394接続のドライブにはインストールできません」と怒られてしまう。

Google先生に聞いてみると、USB接続のデバイスからWindowsのブートを可能にするユーティリティーがいろいろあるようだ。

コマンドを使って手作業でセットアップする方法もあるようだが、Windowsに詳しいわけでもないので、なるべく面倒じゃないやり方を探す。

「BOOT革命/USB」(USBハードディスク/メモリーからWindowsを起動)が有名なようだ。 買ってみようかと思い、メーカーのサポートWebページ Windows 10 32/64bit版 対応状況を見ると、この記事を書いている時点では、

確認中 Ver.6.0.1以降へのアップデートが必要(ただし、環境により起動できない場合あり)

となっている。確認中って、Windows 10が出てからもう1年半以上たってるんだけど、まだ確認中なの? Windows as a Service ってことで、ひょっとして永遠に確認し続けるの?

便利で手間が省ける製品にお金を払うのはやぶさかでないが、使えるのか使えないのかはっきりしないものを購入して、お金をドブに捨てるほど裕福ではないので、他のオープンソースツールを使うことにした。

いろいろ調べて見ると、そもそもブートドライブとして正式にサポートされているのは Windows To Go 用として認定された(Windowsから固定ディスクとして認識され、高速に読み書きできる)ものだけらしい。

今回、購入した Lexar JumpDrive S45 は、よくある単なるリムーバブルドライブなのでFIXED属性なんて持っていない。 REMOVABLE属性のデバイスだ。

これは使えないのか!? と一瞬あきらめかけたが、なんとかインストールに成功し、無事にUSBフラッシュドライブから起動できた。

BOOT革命なんていらんかったんや。

しかし起動はできたのだが、が、が! ガ? なんか、こう、カックンカックンしているというか、動作に引っかかりを感じる。書き込みが追いつかないのか異様にレスポンスが悪い(すぐに寿命が尽きそう)。

比較のため、USB3.0接続のハードディスクドライブ(2.5インチ ポータブル HDD)でも試してみたところ、そこそこ実用的な速度で動作するではありませんか。

Windows To Go対応を謳う高級なUSBフラッシュドライブならまだしも、やはり低価格な製品(安物)ではシステムドライブとしては使い物にならないということか。

う〜ん、残念。

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