昨今、政府のサイバーセキュリティ戦略を担当している大臣がパソコンを使ったこともないという事実が問題視されている。マスコミからは「システムエラー大臣」とか散々な言われようだが、この桜田さんという方、存外、サイバーセキュリティについて造詣をお持ちなのではないだろうか。
「最も安全なコンピューターは使われないコンピューターだ」というセキュリティの格言をご存知なのだろう。電源やネットワークから切り離され、ドアのない(誰も出入りできない)部屋に置かれたコンピューターは極めて安全である。
歴史と伝統が何より大切な美しい国では、手書きの書類にハンコを押すことや、口頭によるほのめかしのほうが、より優れた情報処理手段とみなされるのも無理はない。
つまり、コンピューターや通信ネットワークを使わなければ、サイバーセキュリティに関するリスクは存在しなくなる。と、大臣はおっしゃりたいのだ。まったくもって、その通り。サマータイムも導入しやすくなるしね。日本政府の考える鉄壁のサイバーセキュリティ戦略を自ら体現している大臣は賞賛に値する。適材適所とはまさにこのことだ。
それはさておき、実際的なサイバーセキュリティの観点からはOSを最新の状態に保つことが望ましい。2018-11-13にWindows 10 October 2018 Update(バージョン1809)の配信が再開されていたので、世界最古のIntel Macである iMac (17-inch, Early 2006) にインストールできるか試してみた。のだが……
Windowsロゴが表示された状態で止まってしまい(フリーズ)、その先へ進まない。
Windows 10 April 2018 Update(バージョン 1803)までは、拙著『いまさら Boot Camp』に書いた手順でインストールできていたのに。
この古いMac、ハードウェア的にも、スピーカーはジャリジャリいってるし、光学ドライブはDVD-Rをうまく読み取れないことがある。ハードディスクの寿命が近づいている気配も感じる。そろそろ限界か。
インストールに失敗してから1ヶ月ほど経ったある日、iMac (17-inch, Early 2006) はついに壊れてしまい起動しなくなった。 ハードウェアの調子が悪いのが原因でインストールできなかったのか、Windows 10 October 2018 Update自体がこのMacに非対応だったのかは、結局、分からずじまいである。
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