macOS Sequoia 15のApp Storeには「容量の大きいアプリを別のディスクにダウンロードおよびインストール」という設定項目が追加された。
外付けストレージ「External Disk」に設定した例:
数年前から「ストアのアプリを /Applications
以外の場所にもダウンロード/インストールできるようにしてほしい」とアップルに要望していた私は、おお、ついに、願いが叶ったと喜んだのだが……
う〜ん、おしい! おしいぞ。微妙に望んだ機能と違う。
まず、1GBを超えるアプリというサイズの制限がある。 そして、外付けストレージにインストールしたアプリは Launchpad に表示されない。
サイズに関係なく(小さいアプリも)外付けストレージにダウンロード/インストールできるようにしてほしいぞ。 ダウンロード後、手作業で移動できるけけど面倒だ。
さらに重箱の隅なことをいうと、App Storeのヘルプには、
外部ディスクにダウンロードされたアプリケーションは、「アプリケーション」フォルダで確認できます。Launchpadには表示されません。
と、書かれている。
しかし、自動的に作成される外付けストレージのインストール先ディレクトリ、前述の例だと
/Volumes/External Disk/Applications
はローカライズされていないので英語のまま「Applications」フォルダとして表示され「アプリケーション」フォルダには見えないのだ(アプリによっては「Library」フォルダも作成されるが、こっちも英語のままだ)。
ターミナルでフォルダ内に移動して、
% touch .localized
すればヘルプに書かれた通りの見た目になるけどね。
おまけに「Launchpadには表示されません。」って、そんな、当たり前みたいにいいなさんなよ。
/Applications
内のアプリ、$HOME/Applications
内のアプリは検出されるのに、/Volumes/External Disk/Applications
内のアプリは検出されませんって、そんなの不細工で不便でしょ?
もう少しがんばって、ちゃんと細部まで UI/UX 作り込もうよ、アップルちゃん。
その後、外付けディスクのアプリケーションフォルダ ('/Volumes/External Disk/Applications') にインストールしたアプリのエイリアスを、標準のアプリケーションフォルダ ('/Applications') 内に置いてやればいいんじゃない? と、思いついたので、やってみたところエイリアスでもLaunchpadに表示されると分かった。しばらくこれでしのぐとしよう。
そうそう、LaunchpadだけでなくDockでもトラブルが発生するんだった。外付けストレージにインストールしたアプリを「Dockに残す」ようにしているとき、夜、寝る前にMacの電源をオフにし、翌日の朝、起きてMacの電源をオンにすると、アイコンが「?」(疑問符、クェスチョンマーク)になってしまうのだ。タイミングによっては再起動しただけでもこうなる。
どうやら、アプリをインストールした外部ディスクのマウント処理が完了する前にDockが起動してしまうと、アプリを見失ってしまうようだ。対症療法として、外部ディスクがマウントされるのを待ってDockを再起動するシェルスクリプトを書いた。
これを '/usr/local/bin/restart_dock.command' に配置して、システム設定のログイン時に開く項目に追加している。
この他にも「容量の大きいアプリを別のディスクにダウンロードおよびインストール」機能には奇妙な挙動が見られるのでアップルには、まとめて改善を要望しておいた。
0 件のコメント:
コメントを投稿