macOS Sonoma 14から、テキストを入力する際に、キャレット(テキストの挿入位置を示す縦棒)の下に「A」とか「あ」のように入力ソースが表示されるようになった。 ※次のスクリーンショットは macOS Sequoia 15.2 のもの。
mac OS Ventura までは入力ソースを選択するインターフェイスは画面の中央に表示されていた。
表示される位置が変わっただけなら、さして問題はないはずなのに、Sonoma以降の表示は鬱陶しく感じる。
なぜだろう?
と、よく観察してみると、Venturaまでは切り替わった先の入力ソースを、
必要もないのにいちいち表示したりしない
からだと分かった。「ABC ⇔ 日本語」トグル動作でよければ、素早いキー操作で黙って切り替わり、やや長めに修飾キーを押し続ければ、どのソースに切り替わったかも確認できる。3つ以上の入力ソースがある場合はさらにスペースキーを押せば選択肢が表示される。
うん、快適だ。
一方、Sonoma以降では、キーボードから入力ソースの切り替え操作を行うと、
必ず表示する、
いちいち表示する、是が非でも表示する、なにが何でも表示する。
ああ、鬱陶しい。
英単語まじりの日本語文書を作成していると、「A」「あ」「A」「あ」「A」「あ」「A」「あ」のように頻繁にチカチカと表示が繰り返されて目障りなわけだ。 (妙なタイミングでおかしなところに表示されることもあるし。)
私は普段、英語 (US) キーボードを使っているのだが、 アップル純正の日本語キーボードにはスペースキーの両側に「英数」と「かな」というキーが配置されており、これを使って入力ソースを切り替えられる。 (これは英語キーボードに比べ、わかりやすくて良い点だ。)
これらのキーを押下した場合、当然、どの入力ソースに切り替わるかは自明である。にも関わらず、それでも入力ソースを表示するのだ。うっせぇわ、無意味だろ、馬鹿げてる。 (これまた、Venturaでは表示されない。)
切り替え時に いちいち必ず入力ソースを表示する ようなUIを設計した人間と、入力ソース切り替えキーコンビネーションのデフォルトを command + space から control + space に変更した人間は、英語キーボードでいわゆる半角英数字(英単語)と日本語が混じった文章を入力しているMac老人会の気持ちが分かっていない。iPhoneやiPadのほうから来ました、な、ライブ変換をオンにしたまま使っている若者なのかな。
さらに輪をかけて鬱陶しいのが caps lock の状態も入力ソースと同じ位置に表示されることだ。そんなもんキーボード側にインジケーターLEDがあるんだから表示する必要ないやろ。(もちろん、Venturaでは表示されない。)
ユーザビリティを損なっているだけのように思えるが、これがアップルの考える最高のUI/UXなの?
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