ISO9660/HFS+ Hybrid フォーマットのCD/DVDディスクをMacのドライブに挿入すると、FinderにはHFS+部分しか表示されない。Apple Care サポートに聞いたところ、2014-05-14日時点では、FinderにISO9660部分を表示させる公式な方法はないそうである。
なので、残念ながらGUI操作ではハイブリッドDISCの ISO 9660 パーティションをマウントすることはできないが、ターミナルでmount_cd9660コマンドを使えば可能であることが知られている。
身近な例として Mac OS X Snow Leopard Install DVD で試してみるとしよう。このDISCは、Mac OS Xで使用するためのHFS+形式ボリュームと、Windowsで利用するためのISO9660形式ボリュームとの2つの顔を持っており、ISO9660側にはBoot Campサポートソフトウェアが含まれている。
まず、diskutilコマンドでCD/DVDドライブのデバイス名を調べる。
$ diskutil list /dev/disk0 #: TYPE NAME SIZE IDENTIFIER 0: GUID_partition_scheme *160.0 GB disk0 1: EFI 209.7 MB disk0s1 2: Apple_HFS Macintosh HD 80.0 GB disk0s2 3: Microsoft Basic Data 79.7 GB disk0s3 /dev/disk1 #: TYPE NAME SIZE IDENTIFIER 0: Apple_partition_scheme *8.1 GB disk1 1: Apple_partition_map 30.7 KB disk1s1 2: Apple_Driver_ATAPI 827.5 MB disk1s2 3: Apple_HFS Mac OS X Install DVD 7.3 GB disk1s3
DVDのディスク名「Apple_HFS Mac OS X Install DVD」が含まれていることから、/dev/diks1が対象デバイスであることがわかる。
マウントポイントとなるディレクトリーを作成する。ここでは/tmp/BootCampとしたが、自分のわかりやすい名前を付ければよい。
$ mkdir /tmp/BootCamp
mount_cd9660コマンドを使ってデバイス /dev/disk1 をマウントポイント /tmp/BootCamp にマウントする。
$ sudo mount_cd9660 /dev/disk1 /tmp/BootCamp
使い終わったらアンマウントしておかないとCD/DVDが排出できなくなるので注意。umountコマンドを使う。
$ sudo umount /tmp/BootCamp
近頃のOS X(Mavericksなんか)だとsudoを付けなくても実行できるようだ。
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