Mac OS X用VirtualBoxで使える仮想CD/DVDディスクファイル(virtual CD/DVD disk file)の作り方。
試した環境は OS X Mavericks 10.9.2 ビルド 13C1021 + VirtualBox 4.3.10 r93012 + Windows 7 Professional バージョン 6.1(ビルド 7601: Service Pack 1)である。
ディスクユーティリティ '/Applications/Utilities/Disk Utility.app' を使って、VirtualBoxの仮想CD/DVDドライブで使用できるいわゆるISOファイルを作成する方法は2つある。
実DISC(光学ドライブのボリューム)をイメージ化
- CD/DVDメディアを選択する。
- ファイルメニュー>「新規」>「(装置を選択)からのディスクイメージ...」を選択する。※(装置を選択)の部分には実際のCD/DVDディスク名が入る。アップルのサポート情報による方法では、メディア(パーティションではなく)を選択し、「新規イメージ」アイコンをクリックすると書かれている。どちらでも出来上がるイメージは同じ。
- イメージフォーマットはどれでもよい(が、「DVD/CD マスター」が順等)。暗号化は、なし。
- このとき使用するCD/DVDはWindowsで読み取れるフォーマット(ISO9660)であること。Mac用(HFS+)のCD/DVDをイメージ化してもそのままではWindowsでは使えない。
フォルダーをイメージ化
- ファイルメニュー>「新規」>「フォルダからのディスクイメージ...」を選択する。
- イメージフォーマット:ハイブリッドイメージ(HFS+/ISO/UDF) とする。暗号化は、なし。
- 拡張子をisoにすること。dmgのままだとVirtualBoxでファイルを選択したときエラーになる。
仮想CD/DVDに使用できるイメージファイルの種類は、DMG(*.dmg), RAW(*.iso, *.cdr) となっているが、うっかりMac用のフォーマット(HFS+)のディスクイメージを食わせてしまうと「ディスクが壊れている可能性があります。Windows で認識可能な形式を使ったディスクであるかどうか確認してください。」とか怒られる。
VirtualBoxの仮想CD/DVDドライブで使うためには、cdrファイルのパーティション形式が ISO9660 になっている必要がある。
拡張子だけでは、イメージファイルのパーティションがどうなってるかは分からないので、ターミナルからhdiutilコマンドを使って、
$ hdiutil pmap hoge.cdr
のようにイメージのパーティションマップを調べ、 SCHEME: 1 ISO9660, "ISO 9660 CD Partition Scheme" [32] になっていることを確認しよう。
もし違っていてもhdiutilコマンドのverb -- makehybridを用いて、VirtualBox(てかWindows)でマウントできる形式に変換できる。
$ hdiutil makehybrid -iso -joliet -o hoge.iso hoge.cdr
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