最古のIntelプロセッサー搭載Macである iMac (17-inch, Early 2006) にWindows 10をインストールしてみた。
このiMacは、Windows 7専用機としてセットアップし、知人に貸し出していたもので、1年半ぶりに我が家に帰ってきたのだ。すでに製造から10年以上経過しており、アップルの最新OSは動作しない(Mac OS X Lion 10.7以降はインストールできない)。
アップルのサポート文書「Boot Camp を使って Mac に Windows 7 以前をインストールする」によると、この機種で利用可能な Boot Camp のバージョンは3.3である。公式にはWindows 10はサポートされていない(Windows 7以降をBoot Campアシスタントを使ってインストールすることはできない)。
以前に書いた記事「Mac mini (Early 2006)にWindows 10をインストール」と同様の手順でインストール可能と思われるが、今回は、「ハイブリッドインストールメディア」を作成して Windows 10 のみをクリーンインストールした。
この原稿を書いている時点のWindows 10セットアップでは、Windows 7プロダクトキーを使ってのWindows 10新規インストールが可能である。
インストール自体は特に問題なく進むのだが、Windows 10に適合するディスプレイ アダプターのドライバーがないため、設定が適切な状態にならず、表示画素数1440x900が選択できない(Windows 7ではOS標準の ATI Radeon X1600 ドライバーが使えていた)。
Mac OS X 10.6.3 Snow Loepard Install DVD のISO9660部分に含まれる古〜いドライバー "Boot Camp/Drivers/ATI/ATIGraphicsSetupVistaLegacy.exe" を手作業でインストールしてやらねばならない(カスタムインストールでディスプレイ ドライバだけ入れればよい)。
とりあえず、最も古いIntel Mac(インテルマック)でもWindows 10が動作することがわかったのだが、いくつか問題が発生した。
- 黒い画面
無事にWindows 10がインストールできて喜んだのも束の間、電源を切って再度投入すると、トラブル発生。 マウスポインターだけ表示されて画面が真っ暗な状態になってしまった。
画面表示が異常なだけで他は通常どおり動作しているようなので、 Windows ロゴキー + X - U - S の順にキーを押下して一旦スリープ状態にし、スリープインジケーターが点滅するのを確認したら、何かキーを押してスリープを解除する。これで、表示が正常に戻る。
コントロールパネルを開き、電源オプションの「高速スタートアップを有効にする」のチェックを外すと、起動時に黒画面になる現象を回避できるようだ。
- スリープから目覚めない
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Macを操作しない状態でしばらく放置していると自動的にスリープに入るが、スリープ状態が続くと、起こそうとしても目が覚めない現象が発生した。
電源オプションのプラン設定を変更し、「コンピューターをスリープ状態にする: 適用しない」にしておいた。
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