2016-06-27

Windows 10ライセンス認証

Windows 7 で盗っ人呼ばわりされたときにも思ったのだが、 主にMac OS X(とかLinux)を使っている人間からすると、どうにも面倒なのがWindowsライセンス認証というやつだ。昨日も休日の夜遅く Widnows 10 通常版を VirtualBox の仮想マシンにインストールしようとして痛い目にあった。

「このプロダクトキーは他のPCで使われています。別のキーを試してください。エラーコード: 0xC004C008」とか怒られてライセンス認証されない。

前にインストールしていたPCは、すでに処分(リサイクル)してしまったので手元にはない。

サポートに電話して、クソ長いインストール IDを電話機のプッシュボタンで入力するも、音声自動応答システムに「ライセンス認証を完了することができませんでした」と言われ、確認 IDが発行されない。

仕方ないのでオペレーターとの対話による確認 ID発行プロセスに進んだが、営業時間外なので架け直せと無慈悲な自動応答音声に告げられてしまう。以前は24時間受付で、夜中の2時に電話しても人間様が対応してくれていたのに、サービス品質が低下しているではないか(サービス低下を嘆くより、夜中にWindowsをインストールする不健康な状況をなんとかしろって(^^;)。

一般的なPCユーザーは、頻繁にOSをインストールし直したりしないので困らないのかもしれないが、ウチでは検証環境を準備するためにOSをクリーンインストールするのは日常茶飯事なのでとても困る。OS XやLinuxはライセンス認証など必要としないから、何百回、何千回インストールしようが、このようなひどい目にあうことはない。

ハードウェアにプリインストールされているWindowsと違って、通常版のパッケージは、最初にインストールしたPCとは別のPC、あるいは仮想マシンにインストールしても、利用するPCの数が購入ライセンス数を超えない限り問題ない(この点はマイクロソフトのサポートに電話して何度も確認している)。

別のPCにインストールし直せる利点があるからこそ、わざわざ通常版のWindowsをパッケージで購入しているのに、たかだか数回インストールしなおしただけで、いちいち電話でオペレーターを呼び出さないとライセンス認証できなくなるというのはいかがなものか。

ハードウェアのおまけとしてOSを付けているアップルや、オープンソースのLinuxと違って、OS自体を商品として販売しているマイクロソフトの立場上、権利保護の手段としてやむを得ないのはわかる。

だが、それならそれで、ユーザーの手で「Windowsライセンス認証を解除する」機能を付けてくれればいいのに。これは以前から Microsoft には要望していることだ。他社のソフトウェアには、このようなライセンスを移動するための機能を持つものがあるし、マイクロソフト製品においても Office 365 Solo なんかは、ウェブ上のOfficeアカウントページから簡単に、ユーザー自身の操作で非アクティブ化と再インストールが可能である。

ひょっとして、Windowsに詳しくない私が知らないだけで、実は簡単にPC間でライセンスを移動させる方法があるのだろうか?

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