ドコモから(正確にはNTTファイナンスから)郵便で紙の請求書が届いた。 先月から利用を始めた home 5G のものらしい。
いまどき紙の請求書とは珍しいな、と思いつつ中身を確認してみると、しれっと、
請求書発行手数料
なるものが上乗せされている。
無料ならともかく、こちらからは頼んでもいない紙の請求書を勝手に郵送してきて、その分、余計に金払えとは何事か!
もっとも、紙の書類を作成するのに料金がかかること自体に問題はない。ウチの事務処理でも、かなり前からそうしている。本来必要のない作業に対して追加の手間賃を取るのは当たり前。
少額とはいえ、頼んでもいないサービスの料金を請求してくる性根(商魂)が問題なのだ。
アレか、大手キャリアのショップで伝統的に行われている、「いつでも御解約いただいて結構です」と、不要なオプションサービスをてんこ盛りにするのと同じパターン。客が解約するのを忘れて、払い続けることを期待するセコい商売の一環なのか。
ひょっとすると、こちらの手違いで、ものすごく分かりにくいWeb申し込みフォーム(いわゆるクソフォーム)から紙の請求書送付を希望してしまった可能性もあるので、サービス申し込み時のスクリーンショットを見直してみたが、やはり、そのような項目は存在しない。そんなもん、頼んでねーよ!
ドコモインフォメーションセンターに電話して聞いてみた。
どうやら初期状態では紙の請求書を送るようことになっていて、My docomoのWebページから(顧客自身が)Web料金明細に切り替えることができるらしい。電話で切り替えを申し込むこともできるので、その場で切り替えてもらった。
ついでに「困ったことに、My docomoにhome 5Gのサービス設定項目自体が表示されないんだけど、どうして〜?」と尋ねてみると、予約と購入に使ったdアカウントでサインインしてもサービス内容の確認はできないので、開通後に郵送される契約内容確認書類に含まれている別のdアカウントを使ってください、とのこと。
home 5Gの申し込み予約に必要(それがなければ予約すらできない)というので、作りたくもないのにわざわざ作ったdアカウント、そのdアカウントに送られてきた受付番号を使って、ドコモ公式のオンラインショップで注文しているのだから、自動的にそのdアカウントにサービスが関連付けられているものと考えるのが普通ではないのか?
ともかく、新規に発行された別のdアカウントでログインしてみたところ、アカウントを有効化するにはメールアドレスの登録が必要だと表示される。
普段使っているメールアドレスを入力すると、
入力されたメールアドレスは既に登録されています。
は? どうやら予約時に作成したdアカウントと同じメールアドレスは使えないらしい。
予約に必要(それがなければ予約すらできない)というので、わざわざ事前に作成したdアカウントは何の役にも立たず、それを廃止しないと新規に発行されたdアカウントを有効化する妨げになるとか、私のようなITに疎い年寄りには理解不能なシステムだ。すばらしきかなDX、ディーエックス。これぞDX。
ドコモからすれば、居酒屋のお通しみたいなもんで「そんなこと当たり前じゃん」と思っているのかもしれんが、初めて申し込むITに疎い顧客がそんな、あんたらの都合だけ押し付けてくるシステムを理解しているわけがないだろう。
支払いはクレジットカードだし、予約から、機器購入、サービスの申し込みまで、すべてオンラインで済ませようとしている客が(余計な料金を払ってまで)紙の請求書なんか欲しがると思うか?
デフォルトは無料のWeb料金明細、オプションを選択して別途希望した客だけ有料の紙の請求書にしたらどうなの。
他社は、頼みもしない紙の請求書を勝手に送りつけてカネ盗ったりしないぞ。
顧客側が、わざわざ手続きをして切り替えない限り、紙の請求書を送りつけてきて、しかも余計な金をとるのが当たり前みたいな顔してたらアカンやろ。
あなたと世界を変えていく。
——NTT docomo ブランドスローガン
大風呂敷ひろげている暇があったら、オンライン申し込みのクソフォームとか、紙の請求書がデフォルトとか、改善してはどうかな。 世界を変える前に、目先の小さなことからコツコツとやろうよ。 ドコモちゃん。
なお、ドコモ home 5Gの通信サービス自体は、いまのところ快適で満足している。電話サポートの応対品質も良い。
関連記事: 「ドコモ home 5G 開通」
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