iOS(この記事を書いている時点のバージョンは15.4.1)には、モバイル通信サービスによるインターネット接続を他のデバイスから利用できるようにする「インターネット共有」という機能がある。いわゆるテザリングだ。
iPhoneでインターネット共有をオンにすると、接続方法の説明が3種類表示される。
- WI-FIで接続するには
- BLUETOOTHで接続するには
- USBで接続するには
フツーの人はWi-Fiを使う。変態さんは主にUSB、たまにBluetoothを使う。
Bluetooth接続では、MacとiPhoneをペアリングしておいて、macOSの設定「Bluetooth」に表示されるデバイスのコンテキストメニューから「ネットワークへ接続」を選択すると、
設定「ネットワーク」のサービス名称「Bluetooth PAN」が接続済みとなり、MacからもiPhone経由でインターネットにアクセスできるようになる。
macOS Big Sur 11.6.5 までは、これでよかったのだが……
macOS Monterey 12.3.1 にアップグレードしたMac対しiPhone側から接続しようと(ペアリング要求)すると、「“<コンピュータ名>”はサポートされていません。」みたいに怒られる。
「サポートされていません」ってどういうこと?
逆に、iPhoneに対しMac側から接続を開始(ペアリング要求)した場合は、一瞬「接続済み」になるものの、すぐに「未接続」となってしまい通信できない。
特段、エラーメッセージも表示されないので、何が悪いのかさっぱり分からない。 昨日まで使えてたのになぜ?
アップルのサポートに電話して聞いてみたところ、どうやら、
MontereyからBluetoothによるインターネット共有は使えなくなった
らしい。
確かに、Montereyでは、設定「ネットワーク」に追加できるインターフェイスの種類としてプルダウンメニューに「Bluetooth PAN」は出てこない。
さて、ここで、iPhoneをUSB接続してみると、そこには、
「Bluetoothテザリングを設定…」という謎のボタンが表示される。Bluetoothテザリング機能は廃止されたんじゃないの!?(実際、ボタンを押しても設定はできない。無意味なボタンを表示すんなよ。)
5Gモバイル通信が普及しつつある現在、Bluetooth PANなんちゅう低速接続は不要という判断なのかもしれんが、使えなくするなら、使えなくするで、使えなくなったってことがわかりやすいようにしたらどうなの。近年のmacOSにありがちの雑な作りのUIだ。純正品同士の連携で、ユーザが困惑するようではUX的にダメダメなのでは?
もとに(Bluetooth PANが使えるように)戻してくれ。
ちなみに、Microsoftの最新OS Windows 11ではiPhoneのインターネット共有(Bluetooth パーソナル エリア ネットワーク デバイス)を利用可能だ。iPhoneってどこの会社の製品だったっけ?
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