Macを新しく購入するとか、システムをアップグレードしてApple IDを使ってサインイン操作を行うと、ご親切にも同じApple IDでサインインしているすべてのデバイスに通知してくれる(一人で多数のアップル製品を使っていると鬱陶しいだけで余計なお世話なのだが、この通知はオフにすることもできない)。
今日、サーバー (macOS Server) に使っているMacをアップグレードする作業中に、別のMac数台でこの通知を受け取った。
macOS Ventura 13.4.1だとこんな感じだ。
アカウントにデバイスが追加されました
別のMacでiMessageとFaceTimeにアクセス可能になりました。このデバイスに心当たりがない場合、システム設定で削除できます。
この通知パネルには「設定」というボタンがあり、クリックするとシステム設定が開く。 そして、システム設定「Apple ID」に追加されたデバイスが表示される。
される、される、される…… ハズだが、
スピニングホイール(クルクル回る進行中アイコン)が表示されたままで1時間たってもデバイスのリストは表示されない。
一旦、「Apple ID」の設定を閉じて、再度開くと表示される。近年のmacOSによく見られる、状況を正しく表示しない雑な作りのUIである。
おまけに、ここで追加されたというデバイス(サーバーMac) にはメッセージが届くこともなければ、FaceTimeの呼び出しもかからない。 な〜にが「iMessageとFaceTimeにアクセス可能になりました。」じゃ、アクセス可能になってないやんけ。出鱈目いうな。
どうやら、この通知を実装したアップルのエンジニアは、システム設定「Apple ID」、メッセージ、FaceTime、ブック、ミュージック、App Storeのそれぞれで別々にサインインできることを忘れているようだ。
まったく、アップルの提供するクラウドサービスは挙動が不可解で “It just works” だ。いつになったらまともに動くようになるのだろう。
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