2024-08-16

C言語を教えてほしい

J様へ、業務連絡です。

C言語を教えてほしい。 C言語の学習方法を知りたい。

というご要望でしたね。

私がC言語によるプログラミングを始めたのは大昔、ビンテージもののC言語 (K&R) の時代でしたので紙の本、『プログラミング言語C』と『Cアンサー・ブック』を読んで覚えました。それと、コンパイラのマニュアル(昔はコンパイラを購入するとソフトウェアを収録したフロッピーディスクと分厚い紙のマニュアルが付いていました)ですかね。

他にもC言語関連記事の載っている雑誌、書籍はたくさん読みましたが、現在、C言語関連で手元に残っている紙の本は、『Cリファレンスマニュアル 第5版』くらいです(同じ本を電子書籍でも持っています)。これは入門書ではないので買わなくていいですよ。

入門書、マニュアル片手に、まずは実際に手を動かしてみる。というのが、今も昔も変わらない学習法かと思います。

『プログラミング言語C』は、今ではC言語のバイブルと呼ばれており、これと『Cアンサー・ブック』は、第2版になって現在も販売中です。電子書籍もあります。それじゃあ、これらの本がお勧めなの? というと、そうでもありません。

昔と違って、今は高性能なコンパイラが無料で使えますし、ネット上には無料の教材もたくさんあります。

試しに、ネット書店でC言語の入門書を検索してみるとワラワラと大量に出てきます。

→ Amazonでキーワード「C言語入門」を検索した結果を表示する。

前々から、なぜ、こんなにもC言語の入門書があるのか不思議だったのですが、これはどうやら、 基本情報技術者試験で使用されるプログラミング言語の選択肢として「C」があるから、つまり、実用というよりも「試験対策のためにC言語を習得する人」向けの需要が大きいという話を聞いて納得しました。

2023年4月からは、この選択肢はなくなったらしいので、そういった意味でC言語を勉強したいというのであれば、お勧めしません。

そもそも、単にプログラミングを学びたいのであれば、C言語以外に、もっと実用性が高いモダンなプログラミング言語がいろいろあります。

完全に独学の私がいうのもヘンですが、(IT)エンジニアになりたいのであれば、それなりの大学の情報系学科できちんと学んだほうがいいでしょう(日本ではプログラミングスクールとやらに3ヶ月ほど通うと、未経験から簡単に高年収のエンジニアになれてウハウハらしいですが)。

ちなみに私は、エンジニアではなく、単なるプログラマーです。

ということで どうしてもC言語にチャレンジしたい と強くお望みなら、アドバイスいたします。経験年数だけは無駄に長いので多少はお役にたてるかとは存じます。

まずは、ご自身で、ネット検索してみて、これが良さそう(自分に合いそう)と思える教材を選んでみてください。無料のものでいいですよ。

といっても、最初のうちは「何が分からないのか分からない」状態でしょうから、お話しながら、どう学習を進めるか考えていきましょう。

んでもって、Qt CreatorというIDE(統合開発環境)を使って学習していきますので、次の別記事を読んでインストールしてみてください。

関連記事: Qt 6のインストール手順

0 件のコメント:

コメントを投稿