アンソロピックショック (Anthropic Shock) で、米国のソフトウェア関連株が一斉に急落したのは先週のことだ。そんな中、AIで消える職業の筆頭であるプログラマー(フリーランスという名の無職)をやっている私は遅ればせながらバイブコーディング (Vibe Coding) に挑戦してみた。
とはいえ、プロ驚き屋が「神」と持ち上げる Claude Code には無料枠がないので貧乏人には敷居が高い。無料枠があるものだけに絞り、いくつかAIコーディングエージェントを試してみることに。
さてテーマだが、爆速でToDoアプリが完成したところで嬉しくもなんともないので、まずは、いつかやろう、いつかやろうと、10年以上ほったらかしになっていたPDFファイルを処理するツールを作ってみよう。
各AIコーディングエージェントに、次のような設計ファイルを読み込ませて、これを(AIは何かというと、すぐに Python パイソンといってくるが私はPythonが好きじゃないので)Go言語で実装し配布用のバイナリを生成するよう指示してみた。
残念なことに、目的を達成できたエージェントは1つだけであった。
他のエージェントは、延々とビルドすら通らないコードを吐いてきては、環境依存の問題がある(ねえよ!)、ライブラリが悪い(お前が使い方を理解してないだけだよ!)と、言い逃れする。あげくに「後は人間が調整しろ」と捨て台詞を残して去っていったものも。
おそらくFreeプラン(無料)だからだろう。金さえ払えば10秒でやってくれるに違いない。
1つだけとはいえ、自分でコードを1行も書くことなく欲しいものを手に入れることができた。 万々歳である。構想10年、製作期間15分。
さて、PDFの処理はできたので、続いて、EPUBファイルを生成するツールを作ってみよう。
各AIコーディングエージェントに、次のような設計ファイルを読み込ませて、これを今度は(私はPythonが好きじゃないので)POSIX準拠のシェルスクリプトで実装するよう指示してみた。
今度は、1つを除いて他のエージェントは目的を達成できた。
とはいえ、どのエージェントも一発では期待した結果にはならず、数ターンから十数ターンのやり取りが必要だった。目的を達成できなかった残り1つのエージェントは、「直しました完璧です」「直ってねえよ!」の無限修正ループを見せてくれた。 以前、「AIがMicrosoftの従業員を徐々に狂わせていく様子を見るのが趣味」というSNSへの投稿が話題になったやつだね。
おそらくFreeプラン(無料)だからだろう。金さえ払えば一発でやってくれるに違いない。
バイブコーディングなので、生成されたコードなど気にしないのが筋というものだが、それぞれのAIコーディングエージェントが出力したシェルスクリプトを見比べて、一番良さそうなものを使うことにした。
コードを読んでしまうと、いろいろと気になるところが出てくるので、そのうち自分で書き直すかもしれない。
なお、この他に私の作っている次のような小さなユーティリティは、いずれのAIエージェントも作成できなかった。
人間の(Macに詳しいロートル)プログラマーなら、リンク先のWebページの情報から必要な仕様を調べて同じツールを作れるだろう。
プログラマーを全員失業させるレベルのAIコーディングエージェントなら、これくらい、ちゃちゃっと作成してもらいたいもんだが……
おそらくFreeプラン(無料)だからだろう。金さえ払えばちゃちゃっとやってくれるに違いない。 生成AIは上手く使いこなせば役に立つけれど、それには金がいる。貧乏プログラマーは、まだ自分でコーディングしたほうがストレスが溜まらないかもね。
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