macOS Sierra 10.12.4 付属のターミナル (/Applications/Utilities/Terminal.app) には、表示テキストをアンチエイリアス処理するかしないかを切り替える設定がある。
ドットが目立つ角々した表示にすると、クラシカルな「いかにも端末」っぽい雰囲気になるので、黒画面でアンチエイリアスがオフになっているテーマ(プロファイル)を好んで使っている。
アンチエイリアスあり:
アンチエイリアスなし:
こういうオプションがあるところは、さすがアップル、気が利いてるね。と、思っていたのだが……
Retinaディスプレイを搭載した機種だと、「テキストをアンチエイリアス処理」のチェックボックスにチェックを付けても外してもまったく表示が変わらないのである(常にアンチエイリアスがかかった状態になる)。
前々から気になっていた(自分の目が悪くなったのかと思った)ので、アップルのサポートに、これ、おかしくない? なんとかならないの? と聞いてみたところ、
高解像度だと常にアンチエイリアス処理されてしまいます。ターミナルアプリケーションを「低解像度で開く」とアンチエイリアスをON/OFFできます。
という回答があった。
いや、まあ、ちょっと斜め上を行く面白い解決法だとは思うけど、それは違うやろ。(^^;
ちゃんと高解像度でも、テキストのアンチエイリアスが切れるようにしてください(設定項目がきちんと機能するように直してください)、たのんますよアップルさん。と、要望を伝えておいた。
その後 macOS Big Sur では、低解像度でもアンチエイリアスをオフにできなくなった。 つまり、Retinaディスプレイであろうが、そうでなかろうが「テキストをアンチエイリアス処理」チェックボックスはまったく機能しなくなった。 もはや、その存在自体がバグである。
望みは打ち砕かれたようだ。
Appを「低解像度で開く」チェックボックスも機能しない。
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