0120から始まる電話番号は、通話料を着信側が負担する。「フリーダイヤル」と呼ばれるサービスで、NTTコミュニケーションズが提供している。
つまり、0120で始まる番号に電話をかけても、発信した側には通話料金はかからない。
これを踏まえての話なのだが、さきほど、楽天モバイルのスマートフォンから、この0120番号に電話したところ、通話終了直後に次のようなSMSが送られてきた。
楽天モバイルです。
Rakuten Linkアプリを利用しない通話により、料金の発生が確認されたお客様にお送りしております。
Rakuten Linkアプリ利用なら国内への通話が0円※1
Rakuten Linkアプリ同士なら、メッセージはもちろん、写真や動画の送受信も無料ぜひRakuten Linkアプリをご利用ください。
※1一部対象外番号あり
※よくあるご質問 https://r10.to/hDGMtA※本SMSへの返信はできません。
な、なな、なんと、0120番号への発信にもかかわらず「料金の発生が確認された」と言い切っている。
楽天モバイルのチャットサポートに連絡して、ありえない課金が発生したというSMSが届いて困惑している。状況を確認したいがどうすればよいか? と尋ねたところ、トンチンカンな返答を重ねたあげく、
お支払方法により明細の反映日が異なるため、翌月半ばを目途にお待ちいただきますようお願いいたします。
だそうだ。なんとも悠長な話。フザケテンノカ?
このサポート担当者、事態の深刻さが分かっているのだろうか? もし本当に通話料金が発生しているなら、課金システムに明らかな異常が見られるのだから、重大なトラブルだ。ただちに調査を開始すべき事案である。
そうでないなら、発生してもいない料金について「発生を確認した」とウソの情報を与えることで、ユーザーに錯誤や不安を生じさせ、Rakuten Linkとかいうサービスへの登録を誘う、いわゆるダークパターンと呼ばれる手法である。
どちらにしても、誠実さのかけらも感じられないサポート対応だ。
不手際を詫びるでもなく、手違いなので料金の請求はございませんと弁明するでもないので、これが平常運転というわけか。
「虚偽情報による不当なサービス加入への誘引」として関係省庁には通報しておいたので、これでSMSスパムが来なくなることを期待しよう(すでに総務省から7回も行政指導をうけている懲りない会社だから、あまり利き目はないかもしれんけど)。
楽天モバイルのサービスプランは(額面通りに機能するなら)旧態依然の三大キャリアに比べて、優れているのだが……
こういうことをする会社なので、手放しで褒められない。
まあ、楽天なんぞとは関わり合いにならないのが一番だが、もともと契約していた通信事業者が楽天に買収されてしまったので、いつの間にやら楽天の顧客になっていたパターンで、サービスの乗り換えを促され、それにホイホイのってしまったのがうかつだったか(怖いもの見たさもあった)。
関連記事:「支払い済み料金を未払いだという楽天モバイル」
苦情を言った効果があったのか、翌月からは虚偽情報SMSスパムが配信されることはなくなった。
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