2022-04-26

Microsoft Office 消されたライセンス

3年ほど使い続けているPCで、ひさびさにWindowsをアップグレードインストールしたところ、MicrosoftアカウントでサインインしていないローカルアカウントのユーザーでOfficeアプリが使えなくなった。

う〜ん、再インストールする前は普通に使えてたんだが……

Microsoft 365 Personalサブスクリプションの有効期限は切れていない、2年先までの使用権を購入済みだ。Microsoftアカウントでサインインしているユーザーでは特に問題なくOfficeアプリが使える。デバイス (PC) の再認証は正常に完了している。

ところが、このライセンス認証済みのデバイス (PC) の、別のローカルアカウントでOfficeアプリを起動すると、謎のメッセージが表示されて使えない。

製品のライセンス認証が取り消されました

Excel を継続して使えるように、以下のオプションを選択して再度ライセンス認証してください。

いままで、いちいちサインインしなくてもOfficeアプリの全機能が使えていたのにどうして?

マイクロソフトのサポートに電話して「元のようにローカルアカウントでも書類の作成、編集ができるようしたいのですが、どうすればいいですか?」と聞いてみた。

通常(サブスクリプション製品は)それぞれのユーザーがOfficeにサインインしていないと使えません。

とのこと。

う〜ん、再インストールする前は普通に使えてたんだが……

マイクロソフトWebサイトのサポート情報によると、

Microsoft アカウント、または職場または学校アカウントを Office に関連付けることで、Microsoft はユーザーが正当な Office ライセンスを所有していることを確認します。 自分のアカウントを Office 製品に関連付ける方法は、お持ちの Office 製品と入手方法によって異なります。 この関連付けは、Microsoft 365サブスクリプションおよびサブスクリプション以外の Office 2016 および Office 2013 製品にのみ必要です

https://support.microsoft.com/ja-jp/office/office-%E3%81%A7%E4%BD%BF%E7%94%A8%E3%81%99%E3%82%8B%E3%82%A2%E3%82%AB%E3%82%A6%E3%83%B3%E3%83%88%E3%81%A8%E5%BF%85%E8%A6%81%E3%81%AA%E3%82%A2%E3%82%AB%E3%82%A6%E3%83%B3%E3%83%88-914e6610-2763-47ac-ab36-602a81068235

デバイスで Office を使用する各ユーザーは、Microsoft 365 に関連付けられたアカウントを所有している必要があります。

https://support.microsoft.com/ja-jp/office/microsoft-365-%E3%81%A7%E3%81%AE%E3%82%B5%E3%82%A4%E3%83%B3%E3%82%A4%E3%83%B3%E3%81%AE%E3%81%97%E3%81%8F%E3%81%BF-1d646e83-1585-4278-8daf-d4a2cc0905e0

ということらしいので、Microsoft 365サブスクリプションでは、ローカルアカウントにおいてOfficeにサインインしていない状態では、

そもそも使えない

のが正しい挙動のようだ。

いままで3年間、顧客への慈愛あふれる Microsoft 365 Personal 認証システムの良質なバグ(?)のおかげで、たまたま使えていただけというオチ(認証システムをリバースエンジニアリングしてクラックしたとか、高度な技術を駆使してライセンス認証を回避したわけではない)。

関連記事: 「Office 365 Solo あふれるライセンス

0 件のコメント:

コメントを投稿