Microsoft Office 365 Solo は同時に2台までのWindows PC(or Mac)で、マイクロソフトのOffice製品が利用可能になるサブスクリプション型の商品である。
アプリケーションをアクティブ化できる数に制限があり、通常、2台を超えてライセンス認証を試みると、
インストールの上限に達しました
と表示されてアクティベートできないので、知らず知らずのうちに間違ってライセンス数の限度を超えてインストールしてしまい契約違反になることもない。
office.comのマイ アカウントからユーザー自らが非アクティブ化を行うことで、ライセンス認証を解除して別のPC/Macにライセンスを移し替えることも何度でも自由にできる。
複数のMac/PCを所有していて、OSやアプリケーションをしょっちゅう入れ替える私には嬉しいサービスだ。
数回、別のPCにインストールしなおしただけで、電話でいちいち毎回毎回オペレーター(人間)を呼び出して話をする必要が生じる Windows 10 通常版のゴミのようなライセンス認証システムとは段違いの便利さ。
さらに喜ばしい(?)ことに、2つまでしかインストール(アクティブ化)できないはずなのに、マイ アカウントのインストール情報にコンピューター名が3項目以上表示される事象が発生(8つ以上インストールしても、実際、全機能が使えてしまう!)。
マイクロソフトのサポートに電話して、事情を説明し、Office 365 Soloでは3台以上同時にアクティブ化できないはずですよね? こちらではそれができちゃうんですが、このまま使ってると追加で使用料を請求されたり、御社の弁護士から警告状が届いたりするんでしょうか? と聞いてみたところ、
お客様の責任ではありませんので、追加料金が発生するといったことはございません。
とのことで一安心。
普通に使っている人は気が付かないかもしれないが、Office 2016のインストーラーには「何でわざわざそんな無意味なことしてんの?」と引っかかる点があるのだ(インストーラーパッケージを作成したことがある開発者なら気付くと思う)。 細かく観察すると、ライセンス認証の挙動にも奇妙なところがある。
気になると調べずにいられないので、重箱の隅を突っついているうちに、この現象を発見した(認証システムをリバースエンジニアリングしてクラックしたとか、高度な技術を駆使したわけではなく、普通に許されている操作を組み合わせただけ)。
マイクロソフトのサポートには、ヘンなところあるから直したほうがいいんじゃない、と、通報しておいたので、そのうち直るだろう。
Office 365 Solo の顧客への慈愛あふれるライセンス形態(良質なバグ)についてのお話でした。
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