Parallels Desktopといえば Apple シリコン搭載Mac上でARM版Windowsを実行できる仮想環境をいち早く提供した製品として有名だ。 Apple シリコン搭載Mac上でWindows 11を実行するための、Microsoft社公認の唯一のソリューションと喧伝されている。
ウチでは、もっぱらIntelプロセッサ搭載Macにおいて、仮想マシン (VM) 上で様々なバージョンのmacOSを実行する目的で使用している。Winodowsではなく。
先般、macOS Sonoma 14が公開されたので macOS Ventura 13.6.1 上で動作する Parallels Desktop 18 for Mac を使って仮想化を試みたところ、VMを起動するたびに、なにやら謎の警告が表示される。
WindowServerが予期しない理由で終了しました。
“Appleに送信”をクリックしてAppleにレポートを送信してください。この情報は匿名で収集されます。
Parallels Desktop 18は最新バージョンではないで、おそらく仮想マシンがSonomaに対応していないことが原因なのだろう。 と、思っていたのだが……
Parallels Desktop 19 for Mac にアップグレードしても直らない!
パラレルスのサポートに聞いてみたところ prlctl コマンドを使ってビデオアダプターの種類を変更することにより、このトラブルを回避できると教えてくれた(前回問い合わせたときに比べてサポート対応が良くなっている)。
のはいいのだが、prlctlコマンドによるビデオアダプター変更は上位製品である Parallels Desktop for Mac Pro あるいは Business Edition でなければ機能しない。
手元の Parallels Desktop 19 for Mac は Standard Edition なので、コマンドラインツールを使ってビデオアダプターの設定を切り替えることは不可能なのだ。
おまけに、サポートに教わった対策によりWindowServerがクラッシュしなくなっても、今度は壁紙が正常に表示されず、デスクトップが真っ白になってしまうトラブルが発生する。
おかしいな、Parallels Desktop 19のリリースノートには、すべてのエディションで、
Parallels Desktop 19 は、Mac のプライマリ OS としてだけでなく仮想マシンとしても macOS Sonoma 14 をフルサポートしています。
https://kb.parallels.com/jp/129860
と、書かれているんだがね。
WindowServerがクラッシュするような状況を「macOS Sonoma 14をフルサポート」とは言わんだろ、フツー。 壁紙の表示がおかしくなる現象は実機でも発生することがあるので、macOS Sonoma側にも問題がありそうだ。
パラレルスとアップルには、はやいとこ改善してもらいたい。
関連記事: 「ParallelsがJISキーボードを正しく認識しない」
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