2025-08-29

ぼっち・で・ぎっと!

業務連絡です。

このたび、Kindle本『ぼっち・で・ぎっと!』を自己出版しました。 Amazon Kindleストアにて販売中です。

分かりやすいGit入門書がしっくり来なかった方のための、分かりにくいGit入門書です。

→ Amazonの商品ページ『ぼっち・で・ぎっと!』を開く

Gitについては初心者だが、プログラミングの知識や経験はそれなりにあるので、まったくの素人向けの説明ではかえって腑に落ちないという人々(主に年寄り)向けの少しはGitが分かったような気分になれる本なのであります。

※この本は、『プログラマのための超手抜きKindle本作法』の手法で制作されています。

2025-08-20

Boot Camp の延命 (Windows 10 ESU)

私は、Intelプロセッサ搭載MacにWindowsをインストールして動作させる面白プロダクトBoot Campが大好きだ。

好きすぎて、Boot CampのKindle本を書いちゃうくらい。

現時点で、ウチにある一番古いMacは MacBook Pro (Retina, 13-inch, Late 2013) 12年前のMacである。最新のmacOSはもちろん、最新のWindows 11も動作しないので、今はBoot CampによりWindows 10専用機となっている。

アップルは2023年6月にIntelプロセッサ搭載Macの販売を終了しており、2025年秋に公開されるmacOS Tahoe 26はIntel Macをサポートする最後のmacOSだといわれている。

Boot CampはIntelプロセッサ搭載Macでしか動作せず(Appleシリコン搭載MacではBoot Campは動作しない)、Windows 11には対応していない(Boot CampがサポートするのはWindows 10まで)。

そして、Windows 10のサポートは2025年10月14日で終了するため、そろそろ、この古いMacBook Proはお払い箱かなぁ(スピーカーが壊れてザリザリいってるし)と思っていたところ、Microsoft様のお情けで個人向けにもWindows 10の延長利用が可能になる「コンシューマー拡張セキュリティ Updates (ESU) プログラム」が提供されるというニュースが飛び込んできた。しかも、ただも同然で利用できるという。7月下旬のことだ。

ところが8月中旬に入っても、一向にESU登録の案内は表示されない。 Boot Campのような変則環境はアカンのか? と、ヤキモキしていたのだが、8月20日になって、ようやくBoot CampなWindows 10 Macにも、「今すぐ登録」のリンクが表示された。

2025-07-04

共有アルバムが同期しない

macOS標準の写真アプリ (Photos.app) には「共有アルバム」という面白い機能がある。

共有アルバムに置いた写真は長辺が2048ピクセル以内になるよう縮小され、画質は低下してしまうがiCloudストレージの容量は喰わない。他にも、いろいろと制限があるけれど制限の範囲内で納得して使う分には便利である。

2021年にGoogleフォトの容量無制限が終了した際、こっちに切り替えた。

さて、先日、この共有アルバムに画像ファイルを2つ追加したところトラブル発生。

同じ Apple Account (以前の Apple ID) で同期している複数のMacのうち1台だけ、追加した画像が表示されないのだ。

追加した画像ファイルが、

別のMacに出てこない(同期しない)!?

アクティビティを確認しても、更新内容がまったく反映されていない。

同期(ネットワーク関連のサービス)が期待通りに動作しないのはアップルのお家芸である。よくあることだ。

“It just works”

同期が遅いだけで、しばらく待っていれば出てくるだろう。と、思って待っていたが……

2025-05-31

ディスクユーティリティの消えたセキュリティオプション

何年か前からG様に貸し出していたハードディスクがお役御免となり、我が家に帰ってきた。

G様の話では、特に(情報漏洩が問題になるような)重要なデータは記録されていないとのことだったが、念のためディスクの内容を完全消去することにした。

Macのディスクユーティリティには、そのための便利な機能がある。 ディスクをフォーマットする際の「確実な消去」オプションだ。

サイドバーから消去したいデバイスを選択して、ツールバーの「消去」アイコンをクリックすると表示されるダイアログボックスで「セキュリティオプション…」をクリックすれば消去方法を変更できる。

では早速、macOS Sequoia 15.5 に標準で付属するディスクユーティリティを起動して、確実な消去を実行してみよう。と、思ったら……

あれ?

「セキュリティオプション…」ボタンがない。

2025-05-27

Finderはデータボリューム名を自動変更しない

Macの起動ディスクは通常「Macintosh HD」という名前だ。工場出荷時、内蔵ストレージの名称はこうなっている。大昔から続く伝統である。「Macを消去」してmacOSを再インストールしようとすると強制的にこの名前が適用される。

この起動ディスクというやつ、Finderからは一つのディスクに見えるが、実はそう単純ではない。

ディスクユーティリティで見ると面倒な構成になっているのが分かる。 APFSコンテナ内の起動スナップショットをマウントしたシステムボリューム ('Macintosh HD') に、データボリューム ('Macintosh HD - Data')を重ね合わせて見せる仕組みになっているのだ。 ※セキュリティ強化を目的として起動ディスクが「Macintosh HD」と「Macintosh HD - Data」に分けられたのは macOS Catalina 10.15から。

2025-05-21

MacDownの「最近使った項目」が表示されない

MacDownは、macOS向けの忘れ去られたMarkdownエディタである。

お気に入りのアプリであり、長年愛用している。その前は、Markdownエディタとして、MacDownの先祖ともいえるMouを使っていた(このアプリは今は もう ない、Mouだけに)。

このMacDownは、かれこれ5年ほど前に v0.7.3 (stable) がリリースされたっきり、アップデートされなくなってしまった古いアプリだ。 当然、Apple シリコン搭載Macにはネイティブ対応していないがRosetta 2のおかげで最新のMac上でもまだ動作する。

動くには動くのだが、困ったことにmacOS Ventura 13のころから(?)ファイルメニュー「最近使った項目を開く」のサブメニューに表示されるはずの最近使った項目が空白になってしまう現象が発生するようになった。

ちょっと不便なのを我慢すれば使える(てか、今まで使ってたん)だけど…… う〜ん、やっぱり不細工だ。

MacDownはオープンソースのソフトウェアであり、GitHubでソースコードが公開されている。ひょっとして自力で直せるのでは? と、以前から思ってはいたのでチャレンジしてみた。

2025-05-13

LaunchpadとDockのアイコンを初期配置に戻す方法

重箱の隅をつつく話。

macOS Sequoia 15 の Launchpad には、新たに「ゲーム」というアプリフォルダが追加された。このアプリフォルダ「ゲーム」よく見ると奇妙なことに気が付く。

デフォルトでは、

中身が一つだけ(チェス)しかないのだ。

そもそも、Launchpadの通常の操作手順では、空のアプリフォルダや、中身が一つだけのアプリフォルダは作れない(まあ作れないこともないのだが、裏技めいた面倒な方法になる)。もし、正攻法で作れる人がいたら、作り方を教えて欲しい。