さきごろ、App Storeで買うつもりのないiPadアプリを誤って購入してしまった。件のアプリはiPad用とiPhone用に分かれていて、iPhone用だけが無料セール中だった。こちとら無料版をダウンロードしたかっただけなのだが、iTunesで検索して表示されたリストの押しやすい位置に出てきたのがたまたまiPad用(こっちは有料だと気付いていない)で、そのままポチッとしてしまった。あわてて、ダウンロードをキャンセルしたが、インストールしていなくてもボタンを押した時点で課金されているので後の祭りである。
自分のことは棚に上げて言わせてもらえば、もう少し誤購入をふせげるようなプロセスを考えてもらえんかな > アップル(iTunes)ちゃん。
以前、消費者庁とiTunes株式会社の間で不正請求問題に関する応酬があったのは記憶に新しいが、アカウントが不正使用される犯罪行為以外にも「本人は買ったと自覚していない」購入ボタンクリックというのも結構な数あるんじゃないだろうか。App Storeだと個々の金額が小さいから、100円くらい、ま、いっかと放置していることもあるだろう。
このくらいのこと「G○EEで検索、無料です」とかいって誘い込んでおいてアイテム課金で月数万円も請求してくるようなケータイゲーム屋に比べればかわいいものなのかもしれない。「ちゃんと確認せずに買う方が悪い」と言ってしまえばそれまでだが、「それを狙って商売してる」ようでは、まともな客は寄りつかなくなると思うんだが。
- Apple IDのカード情報を消去する方法
前置きが長くなったが、誤購入を防止するためにApple IDに関連付けられたクレジットカードの情報を消す方法は次の通り。
- iTunes 10.1.1を開いてサインインする。
- 「Store」>「マイアカウント(<your@account>)を表示...」メニューを選び、アカウント情報画面を表示させる。
- 「支払情報の編集」ボタンをクリックして、支払情報の編集画面を表示させる。
- 「クレジットカード:」ラジオボタン群から「なし」を選択。
- 「終了」ボタンを押す。
こうしておけばApp Storeだけじゃなくて、Apple IDのカード情報を共有しているApple StoreとかMac App Storeでも衝動買いできなくなる。
- iCloudの設定からも削除できる
2011年10月12日からiCloudのサービスが始まった。Mac OS X 10.7.2なんかだと「iCloud」環境設定を使ってAppleIDのカード情報を削除することもできる。
- 「システム環境設定...」>「インターネットとワイヤレス」>「iCloud」ペインを開く。
- 左下にある「管理...」ボタンを押す。
- 「アカウントを表示...」ボタンを押し、パスワードを入力してアカウントを表示する。
- 「お支払い情報」>「編集」ボタンを押す。
- 「お支払い方法を選択してください。」>「なし」を選択。
- 「完了」ボタンを押す。
これで「Apple ID の概要」>「お支払い情報」が、「なし - クレジットカードが登録されていません。」になっているハズ。 念のため、Webブラウザーを使ってApple Storeにログインし、そちらのお支払い情報でもカード情報が表示されないことを確認するといいだろう。
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