macOS Sonoma 14.0が公開されていたのでさっそくクリーンインストールしてみた。 いろいろと設定を変更したり、アプリケーションを追加したり、セットアップ作業を続けているうち、おや? おやおや、Launchpadにヘンテコなアイテムが表示されているのに気がついた。
「Other」という名前の空のフォルダがあるのだ。そんなもの作成した覚えはない。 そもそもLaunchpadでは 空のフォルダなど作れない はずでは?
macOSヘルプのどこを見ても空のフォルダの作り方など書かれていない。 どこにも書かれてはいないが次の手順で、この奇妙な現象を再現できる。
新規ユーザを作成して、そのユーザでログインする。
システム設定「一般」>「言語と地域」を開く。
優先する言語に「English - 英語」を追加する。
最優先の言語を英語にしますか?
と聞かれるので、「英語を使用」をクリックする。
最優先の言語を変更しました。コンピュータを今すぐ再起動しますか?
と聞かれるので、「再起動しない」をクリックする。
システム設定のウインドウを閉じる。
ログアウトする。
再度、ログインする。
Launchpadを起動すると、空のフォルダ「Other」が出現する。
こんなすごい機能が隠されていたとは、macOS恐るべし!
これは、Sonomaの新機能ではない。macOS Big Sur以降に搭載されている。 macOS Catalinaでも少し挙動が異なるが似たような現象が起きる。
昔からMacのプログラムを書いているロートル技術者なら、優先言語切り替え処理を書いたアップルのプログラマーが、いったい何をしたかったのか、なんとなく想像できるだろう。
残念ながら、本当にやりたかった処理は実装されず、中途半端なコードが放置されたままなので、こういう奇妙な現象が起きるに違いない。
きちんと最後までやり遂げていれば、ユーザがアップル製品に期待する通りのUI/UXになっていたはずだ。 ちゃんとソフトウェアの品質管理しようよ、アップルちゃん。
ここでクイズです。この記事を読んだ皆さん、Launchpadの奇妙な空フォルダを削除する方法が分かるだろうか?
関連記事: 「Sierraの言語と地域がひどい」
0 件のコメント:
コメントを投稿