数日前、Macのシステムを macOS Sonoma 14.0 にアップグレードしたのだが、なんだかヘンテコだ。
私は普段、(管理者アカウントではない)通常アカウントでログインしてMacを使っている。
起動ディスクを切り替えるため、いつものようにシステム設定「一般」>「起動ディスク」を開こうとしたところ、
起動ディスクが変更を加えようとしています。
許可するには管理者の名前とパスワードを入カしてください。
というダイアログボックスが表示される。
はて? なぜ、このタイミングで管理者パスワードが必要なの? 実際に切り替えるディスクを指定する段階なら分かるが、いま必要ないだろ。
入力が必要だというなら、ここでキャンセルすると「起動ディスク」設定になんらかの制約が加えられると考えるのがフツーだろう。ところが、キャンセルしようがパスワードを入力しようが、どっちにしても可能な操作は同じである。
じゃあ、なぜ、 管理者パスワードを聞いてくるの?
パスワードを入力する意味がまったくないじゃん。
ちなみに、この管理者パスワード要求はmacOS Monterey 12.7までの“起動ディスク”環境設定のロックを解除する操作とは別物である。起動ディスク設定のロック解除のための管理者パスワードは、さらにこの後、別途入力する必要がある。何度も同じこと聞くなよ。まったく。
起動ディスクの設定以外にも、例えばディスクユーティリティ ('Disk Utility.app') を起動すると、
ディスクユーティリティが変更を加えようとしています。
許可するには管理者の名前とパスワードを入カしてください。
というダイアログボックスが表示される。
はて? なぜ、このタイミングで管理者パスワードが必要なの? ディスクを初期化するなどデバイスに変更を加える操作を実行する段階なら分かるが、いま必要ないだろ。
これまた、パスワードを入力しても、キャンセルしても、この後のディスクユーティリティの挙動に変化はない。できること、可能な操作は同じである。
じゃあ、なぜ、 管理者パスワードを聞いてくるの?
パスワードを入力する意味がまったくないじゃん。
マヌケなUI/いただけないUXである。
ちなみに、 macOS Ventura 13.6 以前においては、通常アカウントでログインしていても、これらの無意味で無駄で邪魔なだけのパスワード入力ダイアログボックスが表示されることはない。
iPhoneと同じように、Macにも購入時の初期セットアップで最初に作成したユーザ(管理者アカウント)が1人だけしか存在しない想定で設計されている困ったちゃんなソフトウェア(iOSと違ってmacOSはマルチユーザーシステムだということを忘れている)ってやつなのか?
通常ユーザでもまともに使えるようにしてくれよ。
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