オジさんMacユーザーのWindows PC再入門。
Windowsを使い始める前に、教材となる HP Stream 11-d012TU をいつでも購入直後の状態に戻せるように、まずは「回復ドライブ」を作成する。 Windowsの「回復ドライブ」とは、Macで言えば「OS X 復元ディスクアシスタント」で作成できるOS X復元ディスクのようなものである。
昔はパソコンを買うとOSを再インストールするためのCD-ROMやDVDが同梱されていたものだが、きょうびPCにもMacにもそんなものは付いていない。 必要に応じて自分で作成する(多くの消費者には不要なのだろう)。
HP Stream 11の場合、回復ドライブの作成には8GB以上の容量のドライブが必要である(実際に使われる容量は6GBくらい)。SDメモリーカードが使えれば便利なのだが、あいにくメディアカードスロットから起動することはできない(HPのサポートに問い合わせて確認したが、そういう仕様じゃそうな)。
作成手順は次の通り。
- [HP Utility Center]を起動する(タスクバーに表示される[HP]のアイコンをクリック)
- [HP Recovery Manager]をクリックする
- [リカバリメディアの作成]をクリックする
- あとは画面の指示に従うだけ
回復ドライブが作成できたら、実際に回復ドライブを使って、本当に回復できるか確認する。 念のため内蔵ストレージ全体をダンプしてバックアップした後、ゼロ書込みにより完全消去した(フラッシュドライブに全域書き込みなど御法度だろうが、何もない状態を確実にしたかったので仕方ない)。 この状態で電源を入れると、
Boot Device Not Found Please install an operating system on your hard disk. Hard Disk (3F0) F2 System Diagnostics For more information, plese visit: www.hp.com/go/techcenter/startup
と表示される(内蔵ストレージが消去されているので当たり前)。
ここで、USB3.0端子に回復ドライブを装着して、再度電源を投入すると(ctrl + alt + delete キーで再起動でもよい)、ちゃんと回復ドライブから起動する。 起動後、10分程度の作業でPCを初期状態に戻すことができた。
ちなみに、出荷時のパーティションの構成は次のようになっている。
# gdisk -l /dev/mmcblk0 GPT fdisk (gdisk) version 0.8.10 Partition table scan: MBR: protective BSD: not present APM: not present GPT: present Found valid GPT with protective MBR; using GPT. Disk /dev/mmcblk0: 61071360 sectors, 29.1 GiB Logical sector size: 512 bytes Disk identifier (GUID): F7D68F4E-4CD9-4CD8-84D8-FFFFFFFFFFFFFF Partition table holds up to 128 entries First usable sector is 34, last usable sector is 61071326 Partitions will be aligned on 2048-sector boundaries Total free space is 4029 sectors (2.0 MiB) Number Start (sector) End (sector) Size Code Name 1 2048 534527 260.0 MiB EF00 EFI system partition 2 534528 796671 128.0 MiB 0C01 Microsoft reserved ... 3 796672 45740031 21.4 GiB 0700 Basic data partition 4 45740032 61069311 7.3 GiB 2700 Basic data partition
3番目のパーティション(21.4GB)がブート ドライブで、4番目の7.3GBを占めている領域が「HP 復元用パーティション」である。 ストレージはGPTで初期化されており、UEFIによるセキュアブートがデフォルト。
オジさん、UEFI搭載のPC買ったのはこれが初めてだ。 Intel Macは最初から(ちょっとヘンテコな)EFI搭載だったのでEFI自体は特段珍しくもないが、PCでは初めて見たというところで、PC業界のトレンドから取り残されているのがわかる。
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