FinderにWindows PCの幽霊がでる

MacのFinderのサイドバー「共有」項目表示には幽霊がでる。 死んでいる（電源をオフにしたLAN上に存在しない）Windows PCも延々と表示され続けるのだ。

Macを再起動するか、スリープ／復帰しない限り、一旦認識されたWindowsホストのアイコンはサイドバーや、ネットワークをブラウズするビューから消えない。すでにLAN上に存在しないにも関わらず表示されたまま。

連続稼働しているサーバーMac上には、数ヶ月前に廃棄処分したPCまで表示されていたりする始末で、非常に気味が悪い。

逆に、Macの電源をWindows PCより後からオンにした場合は、Windowsホストアイコンが表示されるまでにかなり時間がかかったりする（数分、長いときは10分以上）。生きているWindows PCがなかなか表示されない。

実際のLANの状態と、表示が一致しないのはWindowsではよくあることだが、Windowsのエクスプローラーには「最新の情報に更新」（ショートカットキー F5）機能があるので、手動で不一致を解消できるため、このようなことで悩まずにすむ。

アップルのサポートに電話して、OS X El Capitan 10.11.6には、Windowsみたいに強制的に表示を更新する機能はないの？ と聞いてみたところ、残念ながら、そういう機能はないそうである。

AppleCareのサポート範囲はGUIによる操作に限られるので、通常のサポート範囲ではこういう答えになる。正式なサポート外だが、Windowsホストの情報を提供しているのは netbiosd というデーモンらしいので、こいつにHUPシグナルを送ってやると更新がかかるようだ。

ターミナルから次のようなゴーストバスターズなコマンドを打ち込んでやればよい。

$ sudo launchctl kill SIGHUP system/com.apple.netbiosd

ちょっと乱暴でMacっぽくないが、タイピング量を減らしたければ次のようにしても多くの場合同じ結果が得られる。

$ sudo killall -HUP netbiosd

これで、強制的に表示を更新できるのだが、先に書いたように、すでに起動しているWindows PCを検出するのに時間がかかるので、しばらくまったく表示されなくなるのが困ったもんである。