2021-07-09

M1 Mac miniでmacOS Server

ネット上では「WindowsにするかmacOSにするか迷っています。」 「Windows PCとMac、どちらを買えばいいでしょうか?」 みたいなナンセンスな質問がいまだに繰り返されており、そのたび、くだらない論争が巻き起こっていたりする。

あんさん、なにか目的があってコンピューターを購入するんじゃないの?

ソフトウェア開発に使う場合、アップル製デバイス用アプリを作成したいなら必然的にMacになるだろうし、Windowsのほうが優位な分野ならWindows PCが妥当だろう。 未経験から3ヶ月でエンジニアを目指せるプログラミングスクールを出た人とか、「#駆け出しエンジニアと繋がりたい」ような人は、そういう判断はできないのか。

まあ、こういう質問をするということは、そもそも自分が何をしたいのか(そのために何が必要か)分かっていないのだろう。

なんにせよ「両方買えばいいじゃん。」で解決なのだが……

特にこだわりがない一般ピープルなら、周りに合わせればよい。 悩まなくても、素直に学校や会社で使われている(推奨されている)ものを買えばいいではないか。

Win、Mac、どちらでもいいような用途なら、もう、とっくの昔にシェア(市場占有率)からみたパソコン用OSの勝者はWindowsに決まっているのだから、Windows PCを買うのが正解だ。 間違ってMacなんぞ買ってしまうと、Mac版が存在しないソフトウェアを使わねばならなくなったときに困る(Macには対応していない、Macではまともに動かないという周辺機器やサービスは、いまだにある)。 Windowsには対応していません、なんてのはレアケースだろう。

Macなんて、デザイン(見た目)がいいだけで、同じ性能のWindows PCに比べて値段が高すぎ。コスパ悪すぎぃ。 スタバでMacBook Air広げてドヤ顔している意識高い系の人と同一視されて恥ずかしいし。

コンピューターに詳しい人はMacなんぞ買わない。

私はコンピューターに詳しくないので、遅ればせながら Mac mini (M1, 2020) を買ってしまった。 古くなった Mac mini Server (Mid 2011) の置き換えだ。

アップル製品の中でも、このMac miniという機種が大好きで、自分史上もっとも多く購入したタイプのMacがMac miniなんである。PowerPC搭載の初期モデルから買い続けている。

この文章を書いている時点で、手持ちのMac miniは(写真の左から)Mac mini (Early 2009)、Mac mini Server (Mid 2011)、Mac mini (2018)、Mac mini (M1, 2020)の4台。

別記事 https://blog.ukixa.com/2019/10/cursed-mac-mini-2018.html で返品したと書いたMac mini (2018)も、去年、買い直した(アップルに苦情をいった点がいくつか改善されている)。

もっとも古いMac mini (Early 2009)以外は、同じ形をしている。重ねるとピッタリ同じサイズ。

背面を見ると各機種の違いがよく分かる。 Mac mini (M1, 2020) は「Thunderbolt 3」ポートの数が少なく、2つしかない。

今回の主な購入目的は、老朽化したMac mini Serverの刷新(macOS Serverの評価用)なので問題なし。 ディスプレイ、キーボード、マウスを接続しないヘッドレス運用。 外付けストレージを2台接続するだけなのでポートは足りている。

アップルの宣伝文句通り Apple M1 チップ搭載Macは発熱が少ない。他のIntelプロセッサー搭載Mac miniはあまり負荷がかかっていない状態でもほんのり暖かいのだが、新しいMac mini (M1, 2020)は冷んやりしたままだ。 Intel Macなら冷却ファンが回り出す程度の負荷をかけても、M1 Macは静か。涼しい顔。

少し残念なところもある。ネットの噂どおり、M1搭載Macは外部ストレージとのデータ転送能力が劣っているようだ。 Mac mini (M1, 2020) では、USB接続ハードディスクへの書き込みが目立って遅い。 Thunderbolt接続ハードディスクは変わりないようだ(SSDではなくHDDなので違いが顕在化しなかっただけかも)。 Mac mini (2018)に比べると明らかに低速なI/Oだが、古いMac mini Server (Mid 2011)からの置き換えなので、ファイルサーバーとしての使用感はいままでと変わらない(少しだけ速くなった)。

この調子で今後10年サーバーとして活躍してもらうとしよう。

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