数日前 macOS Catalina 10.15 の配布が始まっていたので、
macOS Mojave 10.14.6 のシステム環境設定から、今すぐアップグレードをクリックしてインストーラのダウンロードを試みたところ、
エラーが発生してしまった。
“macOS Catalina”を検証できませんでした。
選択したアップデートのインストール中にエラーが起きました。
そういえば、この現象はCatalinaだけでなく、Mojave上でMojaveのインストーラを入手しようとした際にも起きていた。これとは別に、
データベースの要求が時間切れになりました。
選択したアップデートのインストール中にエラーが起きました。
のような、異なるエラーが起きることもあるし、知らないうちにダウンロードが中断されており、一からやり直しというパターンもある。
これは、ダウンロードを実行するアカウントの種別が「通常」だと生じる問題である。 「管理者」ユーザで実行すると正常に終了する。
ここ数年バージョンが上がるたびに、macOSのUI/UXは、まるで初回起動時に作成した管理者アカウントしか存在しないことが前提になっている(UNIXがマルチユーザー・システムであることを考慮していない)かのような振る舞いが増えている気がする。 macOSはiOSじゃないんだがね。
macOS High Sierra までは、App Storeアプリケーション内でダウンロード処理の経過が確認できるようになっており、同時にLaunchpadアプリケーションにもダウンロード状況が表示されていた。
そして、なにより、通常ユーザでもトラブルなくインストーラをダウンロードできていた。 それと比べるとMojaveのOSアップグレードの仕組みはイカれている。
さらに時代をさかのぼって、OSがApp Storeから配布されはじめた OS X Lion 10.7 から OS X El Capitan 10.11 までは、一度ダウンロードしたバージョンのOSインストーラは購入済みリストに表示され、ワンクリックで入手できていた。
macOS Sierra 10.12以降のインストーラはApp Storeの購入済みリストに表示されないので、いちいちアップルのサポート文書からダウンロードリンクを調べて入手しなくてはならない。
頻繁にOSを再インストールする人間にとってはどんどん不便になっている。 改悪されているとしか思えない。 Mojaveで変更されたアップグレードの仕組みには一貫性も統一感も美しさも感じられない。アップルには、この変更がユーザーにとってどのようなメリットがあるのかきちんと説明してもらいたいものである。
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