重箱の隅をつつく話。
ショートカット (Shortcuts.app) は、一連のタスクを自動化するためのアプリケーションソフトウェア、macOS Monterey 12から標準搭載されている。 私は、シェルスクリプトを実行するクイックアクションを、いくつもサービスメニューに入れて便利に使っている。
こういうスクリプトを呼び出すクイックアクション(ショートカット)は、設定「詳細」パネルの「スクリプトの実行を許可」にチェックを付けていないと、サービスを実行したときに怒られてしまう。 次のような警告ダイアログボックスや通知が表示されるのだ。
このショートカットは、アクションがスクリプティングアクションで、"ショートカット”のセキュリティ設定でスクリプティングアクションの実行が許可されていないため、実行できません。
iCloudを利用しているとショートカットも同期するので、クリーンインストールしたMacでも自動的に、これまで使っていたサービスメニュー項目のクイックアクションが使えるようになる。
ところが、「スクリプトの実行を許可」する設定は自動的にオンにはならないので、システムをインストールし直したとき、うっかりさんは、ちょくちょくこれをやらかしてしまう。
さて、このダイアログボックスの「アプリケーションを開く」ボタンをクリックするとどうなるだろう?
設定を変更させるために、ショートカットアプリが開くのが合理的だろう。実際、通知やメニューバーに表示されるショートカットのアイコンからはショートカットアプリが開く(期待通りの動作だ)。
ところが、このボタンをクリックしても、
「OK」ボタンをクリックしても結果は同じ
なのである。 (ひょっとして、ショートカットを実行しようとしたアプリを開こうとしている? 不可解だ。)
いったい、なんのためのボタンやねん!?
おまけにメニューバーにあるショートカット項目の挙動もおかしい。停止ボタンを押しても実行が終了せず、メニューバーにショートカットのアイコンが残ったまま消えなくなる(もちろん、ログアウトすれば消えるけど)。 ※このアイコン問題はmacOS Tahoe 26では直っている。
まあ、世界中で気にしているのは私ひとりだけなのだろうが、細部へのこだわりはどこいっちゃったの?> アップルちゃん
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