2017-06-05

KXABarcodeReader Library 17.6.4

業務連絡です。

2017-06-04 このたび、私方で開発/販売しておりますiOS向けバーコード読み取りライブラリ KXABarcodeReader Library の改版を行いました。

旧バージョンをお使いのお客様に、新しいバージョン KXABarcodeReader Library 17.6.4 での変更点をご案内します。

ライブラリ動作環境がiOS 10となりました(iOS 9以前での動作は確認しておりません)。

QRコードの読み取り機能は削除しました。今後はAppleの提供するiOS標準のバーコード認識機能をお使いください。

新しいクラスの導入によりObjective-C APIがより単純で高速になりました。KXABarcodeReader Library 17.6.4では、まだ、旧来のクラスも使用可能です(ただしQRコードは使えません)が、いずれ削除しますので、新しいクラスに移行してください。

新しいObjective-C APIではデコード時のCPU負荷が従来の 1/5 〜 1/4 程度で済むようになりました。

C APIも一部変更になりました。影響は軽微と思われますが、C APIをご利用のお客様は、コンパイラの警告に注意し必要に応じてアプリのコードを書き換えてください。

新旧のバージョンで、EAN-8とUPC-Eの読み取り結果が異なります。 新しいバージョンではEAN-13(JAN-13/UPC-A)、EAN-8(JAN-8)、UPC-Eは、どれも13桁の文字列として読み取られるようになりました。13桁未満のコードでは先頭に必要なだけゼロ(0)が追加されます。UPC-Eは12桁に復号された後、先頭にゼロが追加されます。

ライセンス価格を改定しました。17.6.4より古いバージョンの販売/サポートは終了しましたので、今後は新しい製品を新価格でご購入くださいますようお願いいたします。

ライセンスファイルの仕様を一部変更しました。旧バージョンのライセンスファイルの中には新しいライブラリと互換性がないものがあります。過去のプロジェクトで使っていた古いライブラリファイルを新しいものと入れ替える際には、ライセンスファイルも新しいものに置き換えてください。

最新バージョンとサンプルコードは、ゾーンゼロWebサイトの製品ページからダウンロードしてください。

OEM版を御提供しているお客様のソースコード改修可否や費用については、ご相談ください。

さらに新しいバージョンがあります。 https://blog.ukixa.com/2019/08/kxabarcodereader-library-20190815.html

2017-05-22

Safariのボケ画像

以前、OS X El Capitanのプレビューで文字の表示がピンボケ(アンチエイリアスがかかりすぎ)で、画面を見ていると目と頭が痛くなってくるという話をした。→「El Capitanのプレビューがひどい

Safariにも、にたようなピンボケ現象がある。 OS X Mountain Lion 10.8 の頃から発生していたようだが、最近はSafariをメインに使っていないので、すっかり忘れていた。

画像を縮小表示した場合にぼやけて見える問題である。この現象はRetinaディスプレイでは目立たないので普通のユーザーは気づかないかもしれない。これは、Retinaディスプレイに対応した高解像度イメージを用意していないウェブサイトで低解像度の画像がぼやける症状とは異なる。

最近はウェブコミック配信サイトが増えてきてブラウザーで読めるマンガがたくさんある。漫画の吹き出しのなかのイメージ化された文字を読むとき、にじむ感じが不快なのだ。PDFの電子書籍だけでなく、Webで漫画を読んでいても目と頭がいたくなるというのは、どうにも困ったものだ。

試しに、同じ画像を異なるWebブラウザーで表示した結果のスクリーンショットを切り出して並べてみた。

2017-05-13

Sierraのチェスがひどい

Macにはチェス (/Applications/Chess.app) が付属している。 チェスはNeXT時代から続く由緒正しいゲームアプリケーションだ。 macOS Sierra にも標準搭載されている。

先日、macOS Sierra 10.12.4をクリーンインストールして動作を確認していたときのこと、チェスを起動すると、枠だけしかなくて中身なしの、のっぺらぼうなウインドウが表示され、操作を受け付けなくなってしまうことに気がついた。

2017-04-14

ターミナルのアンチエイリアスがOFFにならない

macOS Sierra 10.12.4 付属のターミナル (/Applications/Utilities/Terminal.app) には、表示テキストをアンチエイリアス処理するかしないかを切り替える設定がある。

ドットが目立つ角々した表示にすると、クラシカルな「いかにも端末」っぽい雰囲気になるので、黒画面でアンチエイリアスがオフになっているテーマ(プロファイル)を好んで使っている。

2017-04-10

太古のiOSデバイス用アプリ開発

かれこれ3年以上前、「古いiOSデバイス用アプリ開発」という記事を書いた。

2017年の今でも、まだ、第一世代iPod touch (iOS 3.1.3)やiPhone 3G (iOS 4.2.1)の実機で動くアプリケーションを開発できるか試してみた。

現時点 2017-04-10 で最新のmacOSはSierra 10.12.4、Xcodeはバージョン8.3である。もちろん、この環境ではiOS 3.1.3用アプリの開発はサポートされていない。

2017-03-23

iMac (Retina 5K, 27-inch, Late 2015) 出荷時状態を保存

macOS Sierra 10.12.3 がプリインストールされた iMac (Retina 5K, 27-inch, Late 2015) を新規購入したお客さんからセットアップを頼まれた。

Macのセットアップの仕事というのも久しぶりだ。

まずは、いつものように、ディスクユーティリティを使って、工場出荷時(納品時)の状態をディスクイメージファイル化して保存しようと試みたのだが……

2017-03-10

USBデバイスからRaspberry Piを起動

Raspberry Pi 3 Model B では、「SDカードレスでUSBマスストレージデバイスから起動できるようになった」と聞いたのは、かなり前のことである。いまさら満を持して amazon.co.jp で簡単に入手できる次の2品を買って試してみることにした。