2023-10-11

印刷設定で「範囲」ラジオボタンが選択できない

また、重箱の隅をつつくようなユーザーインターフェイスの話。

macOS Ventura 13 から印刷ページの設定に「選択部分」という選択肢が追加された。これは、まあ、改良といえるのだろうが、これに伴って怪現象が発生するようになった。

再現手順は次の通り。

  1. テキストエディット を開く。
  2. ファイルメニュー「新規」を選択して、新規書類を作成する。
  3. ファイルメニュー「プリント…」を選択する。
  4. 「ページ」のラジオボタングループから「範囲」ボタンをクリックする。
  5. クリックしても「範囲」はオンにならない!?

ページ数が2以上の書類であれば「範囲」ボタンを選択状態にできるのだが、単独ページの書類ではクリックしても切り替わらない。

押せるけど切り替わりませんって、壊れかけの古いカーラジオかよ。

1ページしかない文書では、そもそも範囲指定は無意味であるという理屈なら、「範囲」ボタンを無効化(ディスエイブル)するのが清く正しく美しいUIであろう。 ついでに言えば、1ページしかない文書では「選択部分」ボタンも無意味だ。 したがって、選択肢を提示すること自体に意味がない。

選択肢を有効にしているなら、切り替えられるようにしたらどうなの?

マヌケなUI/いただけないUX、雑な作りだ。

macOS Monterey 12.7 までは、このような場面で、意味はなくとも、ちゃんと範囲を指定できるように切り替え可能だった(開始ページを「2」とかに設定すると怒られるけど)。

まあ、世界中で気にしているのは私ひとりだけなのだろうが、細部へのこだわりはどこいっちゃったの? アップルちゃん。

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