また、重箱の隅をつつくようなユーザーインターフェイスの話。
macOS Ventura 13 から印刷ページの設定に「選択部分」という選択肢が追加された。これは、まあ、改良といえるのだろうが、これに伴って怪現象が発生するようになった。
再現手順は次の通り。
- テキストエディット を開く。
- ファイルメニュー「新規」を選択して、新規書類を作成する。
- ファイルメニュー「プリント…」を選択する。
- 「ページ」のラジオボタングループから「範囲」ボタンをクリックする。
- クリックしても「範囲」はオンにならない!?
ページ数が2以上の書類であれば「範囲」ボタンを選択状態にできるのだが、単独ページの書類ではクリックしても切り替わらない。
押せるけど切り替わりませんって、壊れかけの古いカーラジオかよ。
1ページしかない文書では、そもそも範囲指定は無意味であるという理屈なら、「範囲」ボタンを無効化(ディスエイブル)するのが清く正しく美しいUIであろう。 ついでに言えば、1ページしかない文書では「選択部分」ボタンも無意味だ。 したがって、選択肢を提示すること自体に意味がない。
選択肢を有効にしているなら、切り替えられるようにしたらどうなの?
マヌケなUI/いただけないUX、雑な作りだ。
macOS Monterey 12.7 までは、このような場面で、意味はなくとも、ちゃんと範囲を指定できるように切り替え可能だった(開始ページを「2」とかに設定すると怒られるけど)。
まあ、世界中で気にしているのは私ひとりだけなのだろうが、細部へのこだわりはどこいっちゃったの? アップルちゃん。
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