2023-10-10

移行アシスタントで復元するとFinder検索が機能しなくなる

macOSにはSpotlightという大変便利な検索機能が搭載されている。

Finderで「検索実行時: 現在のフォルダ内を検索」するように設定していると、特定のフォルダ内をSpotlightのように検索できて、これまた便利なので多用している。

このSpotlight、というかFinderによる検索、まともに動いているうちはいいのだが……

間違いなく検索条件に該当するファイルが存在するのに、検索結果にそれらが表示されない。

同じキーワードで検索したにも関わらず、メニューバーのSpotlightだとヒットするのに、Finderウインドウの検索フィールドから検索すると該当項目なしになる。

みたいな怪現象に悩まされることがある。

どうも、macOSをクリーンインストールして移行アシスタントでデータを書き戻した場合に、このトラブルが起きるようだ。

ローカルストレージではなく、ファイルサーバー上のファイルがまともに検索できなくなる場合もある。

原因は、サーバーMacで共有フォルダを外付けのストレージに設定しているとき、macOSをアップデートすると、ファイル共有の設定が綺麗さっぱり消えてしまうという、なんじゃそりゃなバグである。当然、共有フォルダを設定し直さなければならないのだが設定し直しただけでは、クライアントMac側から共有フォルダをFinder検索するとまともに動作しない。

このバグはmacOS Big Sur 11.7.6で直っていたのに、macOS Monterey 12で再発している。 macOS Server (Server.app) を使っているのでMontereyより新しいバージョンにはできないため、macOS Ventura 13以降で修正されているかどうかは不明。

これらの問題は Spotlightの索引を作成し直す ことで解消できる。

しかし、なんで、いちいち手作業でインデックスを再構築せなアカンわけ。

再構築するならするで、索引の作成が完了したかどうかが気になる。 Mavericks 10.9.5以前では、メニューバーのSpotlightアイコンをクリックすると進捗が表示されていた。

いまどきのmacOSでは、Spotlightのウインドウを表示してから、スペース(空白)を入力すれば「索引作成中…」と表示される。何かを検索しようとするまで進捗は表示されない仕組みだ。

索引作成が完了したかどうか確かめたいユーザが、すぐにこの操作法に気付くだろうか? 非常に分かりにくいと思うが、これがアップルの考える最高のUI/UXなの?

そしてFinder検索のトラブル、もう何年も前から改善を要望しているんだから、いいかげん直してくれよ。アップルちゃん。

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