macOSでは、現在の位置情報に基づいて時間帯を自動的に設定しない場合、手動で都市名を指定してタイムゾーンを設定できる。
Macを購入した直後(OSをクリーンインストールした直後)のセットアップで次のような画面を見たことがあるだろう。
さて、この画面どこか違和感がないだろうか。
「Tokyo - 日本」
って、この不細工な都市名の書き表し方は何だ? なぜ「東京 - 日本」じゃないの。
調べてみたところ、日本国内の都市名が軒並みローマ字表記になっている。
それでは、試しにアップル本社のある都市「クパティーノ」を選択してみよう(アップル的には「クパチーノ」ではない)。 東京が「Tokyo」ならば、クパティーノは「Cupertino」になっていると思うだろう。
な、な、ななな、なんと「クパティーノ、CA - アメリカ合衆国」と表記されている。 なんで、日本国内の都市がローマ字表記なのに、アメリカ合衆国の都市名がカタカナ表記やのん? なんとも、ちぐはぐだ。
「Tokyo - 日本」のような極めてカッコ悪いヘナチョコ表記になったのは macOS Sierra 10.12 からである。 OS X El Capitan 10.11.6 以前はちゃんと漢字で「東京 - 日本」と表記されていたのだ。
さらに細かいことをいうと、この都市名を入力する部分のUIは、いわゆるコンボボックスになっていてユーザはテキストを入力して都市を検索することもできる。これをプログラマー視点で観察すると、日本語のようなキーボードの入力を直接渡さない入力ソースの存在を無視したような挙動で、奇妙な候補表示を行うことがある(昔はそのようなことはなかった)。
なぜ、OSアップグレードにかこつけて、まともに動いていたソフトウェアをわざわざ壊すのか理解できない。
まあ、世界中で気にしているのは私ひとりだけなのだろうが、細部へのこだわりはどこいっちゃったの? アップルちゃん。
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